家族に一台薦めたい「Aspire Eシリーズ」(E5-574-A54G)と武富温部長

Windows 10搭載PCを他の競合メーカーに先駆けて発売した日本エイサーは、「より快適で使いやすく進化した」という製品を9月末から相次ぎ投入している。同社プロダクトマーケティング部の武富温部長は、「Windows 8.1搭載PCの倍以上の期待」と、早くも大幅な販売増に手応えを感じている。

Windows 7以降のPCがWindows 10にアップグレードできるようになったのは9月29日。同社はそれ以前の9月18日にWindows 10搭載PCを発売した。数あるラインアップの中でも、家庭向けに15.6インチのノートPC「Aspire Eシリーズ」(E5-574-A54G/W)を投入したが、「堅調な滑り出し」(武富部長)と、売れ行きは好調だ。

特に、白を基調にしたモデル「E5-574-A54W」は注目度が高い。「家族で一台」を意識し、インテリアにマッチし、女性が使うシーンも想定した戦略製品だ。

Windows 7搭載PCが登場したのが2009年。この際に売れたPCの買替えを促すことが、PCメーカーの命題だ。同社はまず、ボリュームゾーンの15インチにターゲットを絞り、いち早く「Aspire Eシリーズ」を出した。

Windows 10以前に家族で使うために購入したPCは、“塩漬け”になり使われなくなっている。画像や動画などの容量が増え当時のPCスペックで対応できないばかりか、通信回線も遅く遊びや仕事で使い勝手が悪くなったためだ。

「Aspire Eシリーズ」の「E5-574-A54G/W」は、Windows 10搭載で第6世代のCore i5プロセッサを搭載した。「プライベートは楽しく、仕事はスマートに」がコンセプト。遊びも仕事も充実させるため、高速無線「IEEE 802.11ac」に対応し、容量の多い画像や動画も快適な通信環境で楽しめる。武富部長は「とにかく重量が軽く、起動が速い。フェラーリではないが、100kmに到達する時間が速い」と、自信を見せる。

同社PCの特徴は、PCのスペックだけではない。「家族の一台」を長く安心して使ってもらうため、「データ復旧安心サービス」が付いてくる。PC購入日後30日以内のユーザー登録で、購入日から1年間、データ復旧に対応する。PCのデータを新PCに移行する際、万が一、うっかりミスでのデータ消去やシステム異常などの論理障害、HDDの破損などに応じる。このサービスが奏功し、古いPCの買い替えを後押ししているようだ。(BCNランキング 谷畑良胤)