黒いドレスで登場した松下奈緒

 “さまざまな分野で活躍する女性たちの中で、今年最も美しく輝いた女性”を表彰する第4回「ベストビューティストアワード」授賞式が2日、東京都内で行われ、女優の松下奈緒、木村文乃、菊池桃子が出席した。

 黒のシックなドレス姿で登場した松下は「常日ごろから“きれい”ということは心掛けているので、このような場所に立たせていただいて大変光栄です」と感謝のスピーチ。

 また、そんな外面と同時に「内面も大切にしたい」と話した松下は、そのためには「やはり、人に会った時の思いやりだったり、笑顔を忘れなかったりなど、自分が楽しくいられること」が周囲にも良い影響を与えるとし、「このトロフィーの輝きに負けないよう、もっともっと輝いていけるように頑張ります」とさらなる躍進を誓った。

 今年は海外ロケの機会も多かったという松下。「言葉は全然通じないけど、(相手と)気持ちで通じ合えた瞬間がすごくうれしくて刺激的で…。それがある限り私は旅を続けるのかな」と振り返り、さらに初めて見た景色など「そこで“わ~!きれい”と思った気持ちをそのまま日記を書くようにメロディーに託すこともあります」と作曲家としての顔も見せていた。

 一方で、先月30日に亡くなった漫画家の水木しげるさんとは縁のある松下。

 水木さんの妻、布枝さんによる自伝を原案としてドラマ化された2010年放送のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でヒロインを演じており、30日には「まさか大好きなお父ちゃんが…当時を思い出すと涙があふれてきます。天国でも大好きな漫画を描き続けていただきたいです。ご冥福をお祈り致します」と所属事務所を通じてコメントを発表。この日も、会場ではいつもの弾ける笑顔は見られなかった。