『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』 『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』

スパイク・チュンソフト大人気ゲームの舞台化第二弾、『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』の公開ゲネプロが12月2日、東京・Zeppブルーシアター六本木にて行われた。上演前の囲み取材には横浜流星、山田菜々、いしだ壱成、鈴木拡樹と神田沙也加、演出の松崎史が登場。

『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE』チケット情報

最初に座長を務める横浜が「この『ダンガンロンパ』5周年という記念すべき年に、舞台という形で携わることができ幸せです。全員が作品世界を大切にしやるべきことをやってきたので、あとはどれだけ力を発揮して本番を楽しめるかだと思っています」と力強く挨拶。

続けて山田が「すごく緊張していますが『やればなんとかなる』という(役柄の七海)千秋ちゃんの名言通り、がんばりたいと思います!」と意気込みを見せ、キャスト最年長のいしだは「良いチームだと思います。原作を大切にしながら、それぞれにエッセンスを乗せていく姿に、いろんなパワーをいただきました」と思いを明かす。

鈴木は「みんなで切磋琢磨して育ててきた信頼というものを舞台に乗せて、受け入れてもらえるよう、生身で演じる意味を見せたい」と真摯に語り、前作に出演し今作では映像出演と主題歌も手がける神田は「キャストの目の輝きがとてもすてきで、期待して観てほしい。テーマ曲も、『おつかれさま!』という気持ちを込めてロックに書きました!」とエールを送った。

最後に松崎が「今回、モノクマの声を大山のぶ代さんがあのお声であててくださったことが、この作品の大きな推進力となりました。流星の真っ直ぐさ、力強さ、それを支えるキャスト全員とともに今日を迎えます」と締めた。

舞台は南の島。記憶を無くした生徒たちはモノクマにの言葉に驚く。

「この島から出たければ、オマエラでコロシアイをしてください」

やがて、起こる第一の殺人事件──見せ場である「学級裁判」のシーンは圧巻のひとこと。モノクマ姿のアンサンブルたちがくるくると舞いながらセットを動かし、瞬く間に学級裁判の空間が誕生する。“ハイスピード推理アクションゲーム”の名の通り、横浜演じる日向創が推理を論破すると、轟音とともに相手が吹っ飛ぶ、その演出が気持ちいい。犯人となったキャラクターの豹変ぶりが、役としての生き様が、抱える葛藤がすごい。大胆な映像にも注目だ。なにより、そこには生身の熱と心躍る世界があった。

本公演は12月3日(木)から12月13日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。

取材・文/おーちようこ

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