トークイベントで猫エピソードを語ったつるの剛士

 映画『猫なんかよんでもこない。』のスペシャルトークイベントが4日、東京都内で行われ、出演者のつるの剛士、山本透監督が登壇した。

 人気コミックを映画化した本作は、ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男ミツオ(風間俊介)と、拾われてきた子猫の“チン”と“クロ”との“猫デイズ”を描いた感動作。つるのはミツオの兄役を演じた。

 この日、猫柄のセーターを着て現れたつるのは、風間が舞台出演などで多忙なことに触れ「主役は呼んだけど来ない。でも、僕の場合は呼んだらすぐ来ますから」と映画のタイトルに掛けてあいさつした。

 現在2匹の猫を飼っているつるのは「監督が僕をキャスティングした理由は『猫が好きそうだから』というざっくりしたものだった…」と笑いながらも、「正直、猫を飼っていなかったらこの役は絶対無理。抱き方も変になるし、抱いても猫が逃げちゃう」と自信たっぷり。

 また、1匹は「今年で飼って13、4年目。結婚する前、付き合っている時から飼っている」といい、「子どもも犬猫に育てられたと言っても過言ではない」とコメント。長男が生まれた時は「主役の座を奪われて、猫も相当焼きもちを焼いていた。子どもはしっぽを引っ張ったりするし、当時は本当に嫌がっていたけど、今では家族の一員。とても打たれ強い猫になった」と振り返った。

 また、今年1年を表す漢字として「呼」を選んだつるのは「今年は、本当に全国いろんな所から呼んでいただいた。(仕事内容は)歌やトークなど、それこそ“幸せを呼ぶ”という感じで、お客さんにもたくさん来ていただいた」と感謝した。

 本作が「久々の俳優業だった」というつるのは「一応、肩書は俳優なんですが、最近は自分でもよく分からない」と笑い飛ばしていた。

 映画は2016年1月30日から全国公開。

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