『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』(C)2015 おおじこうじ・京都アニメーション/ハイスピード製作委員会

「ぴあ」調査による2015年12月4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、水泳に情熱を注ぐ男子中学生4人のみずみずしい青春を描いたアニメーション『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』がトップに輝いた。2位に第二次世界大戦時、6000人ものユダヤ難民を救った外交官・杉原千畝の半生を描いたドラマ『杉原千畝 スギハラチウネ』、3位に1890年の和歌山県串本町沖で発生したエルトゥールル号遭難事件を題材に、海に投げ出されたトルコ人たちと彼らを救うべく救助活動を行った村人たちの絆を描く『海難1890』が入った。

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1位の『映画 ハイ☆スピード!…』は、TVアニメ『Free!』の原点となるドラマを描いた劇場アニメ。TVシリーズでは主人公・七瀬遙の高校時代の物語が綴られたが、本作では中学時代の遙ら4人の成長が描かれる。すでに多くのファンを獲得しているシリーズだが、観客は「TVシリーズを観てからの映画だからこそ、つながりや背景が観られて面白かった」「TVシリーズでは描かれなかった細かい関係性や葛藤を映画で補ってもらえてすっきりした」「TVシリーズで特に興味がなかったキャラクターでも、映画で深い部分を知ることができて、そのキャラの見方が変わった」など、より深くキャラクターの人間性を知ることができたようだ。

本作は水泳部を舞台に、メドレーリレーのチームを組んだ男子中学生4人の熱き青春ドラマが繰り広げられるが、「筋肉の描写は相変わらず素晴らしい。水しぶきなど水の描写もすごい」「終盤のリレーシーンはかなり迫力があった」「描写がひとつひとつ綺麗で大きなスクリーンで観られてよかった」「水の描かれ方が本物のようで、それだけを観に行ってもいいくらい綺麗だった」など、映画ならではの迫力を楽しめたようだ。

また、「全体的に“青春らしさ”が表現されていて面白かった」「キラキラした青春を味わえる」「青春ものとして年齢や性別問わず楽しめる」「アツい展開が好きな男性にもおすすめ」などの感想が寄せられた。

(本ランキングは、12/4(金)、5(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』
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