異例の「シングルキャスト」で空前の人気に

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大きな違いはやはり「人間」であるということだったのでしょう。

先述の「会話で意思疎通ができる」というのはもちろんですが、それに加えて “手下” には大きな特徴がありました。

それは「常に同じ人間である」ということです。

東京ディズニーリゾートでは、複数の役者が同じキャラクターを演じるのが通常です。

舞台などでいうトリプルキャストやダブルキャストですね。

毎日公演が行われる東京ディズニーリゾートでは、出演者の休日の関係上、そうならざるを得ないからです。

しかし “手下” は、男性キャラクター5人、女性キャラクター5人のうち、1日にそれぞれ3人ずつが出演するというシステムであったため、同じキャラクターを同じ役者が演じ続けるということが可能となり、実際に初日から最終日まで1人の役者が同じキャラクターを演じ続けたのです。

 

2015年は、春のイベントでも “手下” のような「人間のオリジナルキャラクター」が出演するショーが行われていました。

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  • 東京ディズニーシー ディズニー・イースター「ファッショナブル・イースター」 ©Disney
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このショーでも、人間のオリジナルキャラクターは、ミッキーマウスなどディズニーキャラクターに比肩する大変な人気でした。

最終日には、人間のオリジナルキャラクターが止まる場所 = 所謂ポジション争いのために規制線が引かれるなどして話題になりました。

しかし、この時は複数の役者が演じていたため、まだ出演者個人というよりは「キャラクター」として愛されていた側面が強かった印象でした。

もちろん出演者個人のファンもいましたが、そちらは逆に異端といった見方も少なくなかったのではないでしょうか。

春の時点で、「人間のオリジナルキャラクター」の盛り上がりは目を見張るものがありました。

ショー中に、キャラクターを演じている出演者の本名を呼んでしまうゲストが出るなど、一部ディズニーファンからは批判も出ていたほどです。

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