『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』

『ボラット』ではカザフスタンのジャーナリスト、『ブルーノ』ではゲイのファッション評論家など様々なキャラクターに扮し、世間を騒がせてきた俳優のサシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』が9月に日本公開されることが決定した。

本作は、某国の独裁者アラジーン(コーエン)がニューヨークを訪れるも、米国政府の陰謀により身元不明の状態にされたまま街に放り出され、行く先々で騒動を起こすコメディ。『ボラット』でコーエンとタッグを組んだラリー・チャールズが監督を務め、『ヒューゴの不思議な発明』でコーエンと共演したベン・キングズレーや、ジョン・C・ライリ―、ミーガン・フォックスらが出演する。

先日行われた第84回アカデミー賞授賞式では、コーエンが主催者に止められていたにも関わらず、独裁者の格好でレッドカーペットに登場し、“金正日総書記の遺灰をまく”という前代未聞のパフォーマンスを行い大騒動となったが、これは本作のプロモーションのため。これまで出演してきた映画では、無許可の撮影や、度を越えたブラックユーモアが人びとを怒らせ、実際に出演者や関係者から訴訟を起こされてきたコーエンが、本作でどのような問題と騒動を巻き起こすのか? “お騒がせ男”の動向が気になるところだ。

『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次公開