プラズマクラスター搭載の乾燥機「DI-AD1S」。ペットのドライヤーにもなる

シャープは、10月28日、ブーツや衣類、カバン、フトン、押入れなどの脱臭・乾燥からペットのドライヤーまで、用途に合わせて幅広く使えるプラズマクラスター搭載の乾燥機「DI-AD1S」を、11月22日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は2万5000円前後の見込み。

「DI-AD1S」は、本体のロングホースからプラズマクラスターイオンと温風や送風を吹き出すことで、衣類やカバン、フトン、押入れの脱臭・乾燥、カビや静電気の抑制などさまざまな生活シーンで活用できる新機軸の製品。イヌやネコなどを洗った後のドライヤーとしても使用できる。

また、静電気が発生しやすいこれからの季節は、プラスとマイナスのイオンを放出するプラズマクラスターをセーターにあてることで静電気を抑え、温風で衣類を温めることができる。乾燥機として使用しないときには、イオン発生機として活用できる。

発表会で、プラズマクラスター機器事業部商品企画部の冨田昌志部長は「空気清浄機やエアコン、掃除機、冷蔵庫、扇風機など、プラズマクラスターを搭載した13番目の自社製品となった」と新製品を紹介。「これまでプラズマクラスターを放出するイオン発生機単品では、累計340万台を販売した」と、プラズマクラスター搭載を付加価値に、製品の横展開や単品製品の販売拡大に自信をみせた。

また、「これまで、プラズマクラスターを放出する際の風が、冬場には寒く感じることが課題だったが、今回の『DI-AD1S』は温風が出る。今後の期待の商品だ」と、年末商戦に向けた意気込みを示した。

サイズは幅290×奥行き155×高さ348mmで、重さは約3.0kg。カラーはホワイト。掛けフトンと敷きフトンの間に高濃度プラズマクラスターイオンと温風を放出するフトン乾燥用の「乾燥マット」、洗濯した衣類を部屋干しする際に使用する「衣類乾燥カバー」、ブーツを乾燥する際のアタッチメントが付属する。