『幸せの教室』のジュリア・ロバーツ(C) 2011 Vendome International, LLC. All Rights Reserved.

トム・ハンクスが監督・脚本・製作・主演のすべてを務めた『幸せの教室』でハンクスと2度目の共演を果たしたジュリア・ロバーツが、難役だったという今作の役作りや、ハンクスとの“絆”について語った。

その他の写真

本作でロバーツが演じるのは、プライベートでのいざこざから仕事への意欲を失っている大学講師・メルセデスだ。ハンクスは監督として長年温めてきた本作の共演者にロバーツを選び、早い段階で出演をオファーしたという。「何かに依存してしまうメルセデスを演じるのは、女優として楽しさがある一方で、胸が痛かったり、頭を抱えて悩んだりすることもあったわ」とロバーツは振り返る。また「このストーリーはチャーミングで、なおかつ今の時代に即している面もあるわ。登場人物の多くが未来を信じる気持ちを失うけれど、自分を再発見することで問題を解決しようとするの」と語る。一方でハンクスの“監督ぶり”については「監督はまだ2度目なのに、全部やりこなすなんて驚きね。演技と演出の切り替えがサッとできるトムの姿は印象的だった。すべての仕事をこなし、それでいて楽しそうでウキウキしていたわ」と舌を巻く。

ふたりは2008年に公開された『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』での共演をきっかけにプライベートでも連絡を取り合うようになり、今では家族ぐるみの付き合いをする仲だという。本作に情熱を注ぐハンクスが、共演者にロバーツを選んだのも自然な流れだったのかもしれない。本格的な共演を果たした2大オスカー俳優のふたりが、自分の抱える問題と向き合おうとする等身大の人物を演じ、スクリーンで輝きを放つ『幸せの教室』は5月11日(金)より公開される。

『幸せの教室』
5月11日(金)全国ロードショー