Clothes and accessories hanging on a rack nicely arranged.

大掃除シーズンに合わせて衣類の断捨離を始めたというアラフォー女性の皆様、作業ははかどっていますか?

「とっておくべきか、捨てるべきか」判断に迷う洋服がクローゼットの奥からどんどん出てきて、手が止まってくるかたも多かろうと思います。

その迷いをどのように振り払って心を整えたらいいのか、考えてみました。

あなたを惑わすリバイバルブーム

クローゼットの中身を整理しようとするアラフォー女性の心を、かなりの高確率で惑わせる罪な現象、それがリバイバルブーム

流行は一巡するってよく言いますね。そう、ファッショントレンドはだいたい20年周期で繰り返されています。クローゼットの奥から“発掘”した洋服が再びトレンドになるという現象は、ある程度生きていればほぼ必ず遭遇するのです。

なつかしさや嬉しさがグッとこみあげてくる、と同時に「まだ着られるのではないか」という雑念が入ってきてしまう……。これが古い洋服を手放しにくくなる一因。

リバイバルファッションを冷静に攻略できるかは、アラフォーからのお片づけの命題なのです。

微妙な違いが目につく「昔の服」

リバイバルしたら、かつての服を再びワードローブに取り入れてもいいのでしょうか?
一概には言えないけど、「どうしようかな」とためらうくらいなら、やはり捨て去るべきもののように思います。

リバイバルブームは、かつての流行がそのままブーメランしてくる現象に非ず。「昔の服」のラインは、やはりちょっと古くさいですね。冬の洋服で言えば、「昔の服」は布地が厚ぼったくて着ぶくれしやすく、「今の服」は薄くても暖かい生地でできているおかげで、シュッ! と細身に見えます。

一見同じデザインのようでいて、「今の服」は「昔の服」より材質や縫製方法が格段に進化しています。その差がシルエットに反映されているのです。

「微妙に古い」ということの恥ずかしさ! いっそ、今の時代にないモノなら比較せずにすむのですが。「微妙に近い」服を着て歩いている人がチラチラ視界に入り、しかも自分のほうが「微妙に古い」と分かっているから落ち着かない気分に……。

そのファッションテイストにしたいなら、「昔の服」を再び着るより「今の服」に買い替えることが、リバイバルとの上手なつき合い方なのかもしれません。

「思い出の服」は今着るな

20代の頃流行っていたメイクや髪型、ファッションにこだわる女性を見かけます。かつてはそのスタイルが彼女の可愛さを最大限に引き出し、魅力的に見せてくれた、周りもチヤホヤしてくれたという思い出があるのでしょう。

当時の服を着て街に出るのは、「あの頃を取り戻せるかもしれない」という期待を捨て切れないからでは。