“変な旅”のスペシャリストが登場

開場と共に、旅支度をしたお客さんがどんどんやってきます。いきなり二泊三日の旅に行ける人なんて、学生かフリーランスの人くらいかな? と思っていたのですが、意外にもご年配の方が多くてびっくり。退職して、エネルギッシュに旅を楽しんでいる方々なのでしょうね。羨ましい!

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イベントのMCを務めるのはさとこさん。ご本人も旅が好きだそう。

<登壇変ジャーニストの紹介>

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・GO羽鳥さん
漫画家であり、迷惑メール評論家でもあり、ロケットニュース24編集長でもある元バックパッカー。2003年からは東南アジアからエジプトまでの13カ国を放浪。これまで歴訪した国は20カ国。漫画家マミヤ狂四郎名義で『電NOWジャーニー』や『アジア裏世界遺産』など、旅行にまつわる著書も出している。

・歩りえこさん
世界94ヵ国を訪れた旅作家。大学卒業後、北米・ヨーロッパ・オセアニア・アジア・中近東・アフリカ・南米を約2年間一人で回り、ノープランでハプニングのある旅を多数経験。著書は「ブラを捨て旅に出よう~貧乏乙女の世界一周旅行記~」、「思い立ったらマチュピチュ~旅ガールが教える、ガイドに載らない旅ワザ~」等多数。

・佐藤健寿さん
「奇界遺産」をコンセプトに、世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的、美学的視点から撮影・取材・執筆を行なうフォトグラファー。TBS系列『クレイジージャーニー』でも活躍中。『奇界遺産』『奇界遺産2』ほか、『世界の廃墟』、『諸星大二郎 マッドメンの世界』、『ヒマラヤに雪男を探す』、『空飛ぶ円盤が墜落した町へ』など。世界120箇所以上を人工衛星で撮影した『SATELLITE』(朝日新聞出版)を発表。

これまで幾多の“変ジャーニー”を経験してきた3名が、さまざまな経験を語ります。

1.海外でのトラブルについて

佐藤さん:
意外にないですね。スリとかはありますが、記憶に残るほどではない。一番やばいかったのは、UFOスポットとしても有名な「エリア51」に行ったときです。空を見ると色々飛んでたりしました。立ち入り禁止区域になっていて、制限エリアに入っちゃうと罰金ですし、すぐに怪しげな黒い車がくるんですよ。

そのエリア51に行った帰りに車が事故を起こしてしまって……。携帯も通じないし、夜は真っ暗だし、もちろん人はいないし、焦りましたね。なんとか帰りましたが。

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歩さん:
私は危険な目に合いまくりです! 旅に行くと必ず、というレベル。ブエノスアイレスでは死にかけました。しかも、「カミニート」という観光客もいるし、警官も10メートルごとにいるようなところで。

通りを曲がった瞬間に身体が宙に浮いて、気づいたら190㎝くらいある大男に首を絞められていたんですよ。叫べないし必死に抵抗しようとしてネコパンチをしたら、一瞬相手がひるんだんですが、かえって怒らせてしまって……。そこからはもう殴る蹴るですよ。

それなのに周りの観光客も警官も、見ているだけで何もしてくれない。結局男はビデオカメラを盗って逃げていきました。そのあとに警官が「大丈夫?」みたいにきたんですけど、大丈夫じゃないよ!! って。でも、下手したら刺されたり撃たれたりしてたかもしれないから、助かってよかったです。

佐藤さん曰く、男性でガタイが良くてもこうした犯罪に巻き込まれることがあるのだとか。外国人に言わせると、日本人は注意していない人が多いとのこと。一目で分かってしまうみたいですよ。気を付けましょう。

ちなみに歩さんは「スパイ」に間違われることも多いとのこと。観光客があまり行かない国を訪れるため、『女性一人でこんなところに来るなんて、お前はスパイだろう!』と疑われ、PCを壊されてしまったこともあるそう。個人的には、こんな魅力的すぎる容姿を持った女性がきたら、セクシースパイか!? と思ってしまうかもしれません。

羽鳥さん:
僕もトラブルありまくりですねー。怖いですよねー。でも、何が怖いって週一回の締め切りが一番怖かったですよ(笑)。ヒマラヤからネパールに移動したときに、反政府勢力の活動のせいで国境が封鎖されてたんです。でも、締め切りヤバいし、どうやってカトマンズまで行こうかと思ってたら、「ヘリがでるぞー」って。反政府勢力より締め切りですよ! 150ドル払って乗ることにしました。いつヘリが来るか分からないので、24時間以上待ちました。

ヘリは来たものの崖からスナイパーが狙ってるかもしれないから、いつでも飛び立てるようにずっとホバリングしてましたね。みんな必死で乗り込みました。乗り込んでからも無事につけるかすごく不安で、隣の席のネパール人は赤いお米みたいのを取り出して、お祈りしてました。

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