“奇怪土産”と“変な食べ物”。「マジでこれ食べるの?」

あっさり夢は破れてしまいましたが、イベントはまだまだ続きます。会場には「変ジャーニスト」たちが海外から持ち帰った、貴重なお土産が展示されています。

・佐藤さん:マダガスカルで購入した大きすぎるお面
こ、怖い……。トークショーでも話されていた“マッドメン”のお面ですね。頭の後ろには諸星大二郎先生のサインが! ただでさえ貴重なものなのに、これでプレミアム感がさらにアップ。ただ、あまり家には置きたくないかな……。

・歩さん:ケニアで購入した不気味すぎるお面
かなり粘って値段交渉をして、苦労して手に入れたそう。しかし、日本に戻ってから見てみると「なんでこんなもの買ったんだろう……」と思ってしまったのだとか。分かります。海外に行くと、なぜか普段買わないものを買ってしまいますよね。

・羽鳥さん:マサイ族の土地の香りがする袋
そもそも、なぜこれをお土産として持ち帰ろうと思ったのでしょうか? あまり臭さに体調が悪くなる可能性もあるらしく、容器に入れられ、注意書きまであるという用心っぷり。土と牛の糞が混じったスゴイ香りがするそうです。

恐る恐る嗅いでみましたが、土埃のような乾いた香りでした。これがアフリカの香りか……。

そして、海外の“変”な缶詰が並ぶコーナーも。


<<<ここから衝撃的な画像を含みます。ご注意ください。>>>


クモ! というか、タランチュラ!! ものすごい存在感です。ネットで調べたところ、この缶詰なかなかのお値段がします。それをこんなにたくさん用意するなんて、DeNAトラベルさんスゴイ! でもちょっと方向間違ってませんか!?

オシャレに盛り付けて、カワイイ『で~なさん』の人形を置いてみたところで、ごまかしきれないこの威圧感たっぷりのルックス。

今年に入ってから、カエルハンバーガー、ワニ(手足と舌)、などなど、変なものを食べている私。タランチュラまで食べたら、もう怖いものはない気がする……。

タランチュラは食べやすい大きさにカットされております。しかし、大きさはかなりまちまち。どれが“アタリ”かは人それぞれですが、この日は大きいサイズから先になくなっていたそう。お客さんもやっぱりちょっと変ですね。

勇気を出して足(手?)を一本試食。手触りはモフモフです。香りは佃煮というか、スルメというか『生き物を乾燥させました!』という感じ。で口に入れた瞬間は桜エビのようでした。クモはエビやカニなどの甲殻類と同じキチン質の外骨格があるそうなので、あながち間違いではないかも。ほぼ味はないのですが、噛みしめているうちにダシのような風味がしてくるような、してこないような。

感想としては、まずくもないけれど美味しくもない、というところ。胴体を食べたらまた違った味わいかもしれません。

タランチュラ試食コーナーは大人気。やっぱり普通のイベントではありませんね。好奇心旺盛で冒険好きな方が集まっているようです。

カワイイ女子も、オシャレ男子も、タランチュラを手に持ち、笑顔です。皆さん案外抵抗なく召し上がっている様子。また、会場で出会って仲良くなったという人たちもいました。旅好きの輪が広がったようですね。

そして、みなさんもちろん旅支度をしてきていました。中には今日ハワイから帰ってきたばかりという猛者も……。さすが旅好き、フットワークが軽いです。

旅に出ることは叶いませんでしたが、DeNAトラベルでこんなに直近の予約ができると分かりました。そのうち思い立ってフラッと海外、なんてこともしてみたいですね。

取材/篠崎夏美


―― おまけ ――

気合十分で臨んだものの、あっさり海外旅行への夢が潰え、キャリーバックを転がして鶯谷を徘徊するライター。その背中には哀愁が漂います。私も、着替えやらPCやらを詰め込んだバックが心なしか重いです……。

近いうちに絶対海外行ってやる! と息巻きながら二人でビールを飲み干しました。雨に濡れて冷えた体に、トマトおでんが染みました。

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