(C)AKS

 「第5回AKB48 紅白対抗歌合戦」が15日、東京ドームシティホールで開催され、指原莉乃がキャプテンを務める白組が優勝した。

 このイベントはAKB48の1年の締めくくりとなる恒例イベントで、今年は高橋みなみからグループ総監督を継承した横山由依率いる紅組と、指原率いる白組が、ユニットなどのパフォーマンスや寸劇などで対決。リリー・フランキーをはじめ、卒業生の前田敦子、そして来年3月に卒業する高橋みなみなどが審査員として登場し、全国の映画館、会場すべての票を総なめにした白組の圧勝となった。

 対決前には、台湾で開催されたAKB48初の海外オーディションで優勝した馬嘉伶(マ・チャリン)がステージに登場し、人気曲「ヘビーローテーション」を日本語と中国語で披露し、会場を盛り上げた。

 紅白のトップバッターは小嶋陽菜と柏木由紀の対決からスタート。バスローブ姿で登場した小嶋は、妖艶なパフォーマンスを披露。一方、柏木も露出度高めの衣装とキレのあるダンスで応戦した。

 続いて、テレビ東京系で放送された「マジすか学園」の衣装に身を包んだ中野郁海らチーム8のメンバー8名と、来年1月に劇場オープンを控えるNGT48によるフレッシュ対決。初参加となったNGT48は「僕たちは戦わない」で、加藤美南が見事なバトントワリングを披露すると、会場はどよめいた。そのほか、クリスマスの楽曲や劇場支配人総登場での時代劇寸劇など、バラエティーに富んだ企画で、会場は大いに盛り上がった。

 また、先日卒業を発表した永尾まりやと同期の9期生による「夢の河」、そしてこのステージで卒業を発表した高城亜樹らが「桜の木になろう」を披露されると、ステージで見守るメンバーや会場からは大きな拍手が贈られた。

 紅白のトリは、両組キャプテンによる対決。横山は赤の着物姿で「一歩目音頭」を熱唱。一方、白いドレス姿で登場した指原は、高視聴率を記録しているNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」を披露。両者、和洋の真逆のパフォーマンスで審査員にアピールした。

 対決後には、今年9月に行われた「第6回じゃんけん大会」で女王に輝いたAKB48の藤田奈那が、1stソロシングル「右足エビデンス」を、同大会で準優勝した中西智代梨がセンターを務める「君は今までどこにいた?」が初披露された。そのほか、10周年記念シングルのリリースもサプライズ発表され、メンバーには卒業生の前田敦子、大島優子らも参加することが発表された。

 10周年記念シングルは2016年3月9日(水)発売。現役メンバーの入山杏奈、柏木由紀、加藤玲奈、木﨑ゆりあ、北原里英、小嶋陽菜、指原莉乃、島崎遥香、松井珠理奈、峯岸みなみ、宮澤佐江、宮脇咲良、向井地美音、山本彩、横山由依、渡辺麻友に加え、卒業予定の高橋みなみ、卒業生の前田敦子、板野友美、大島優子、篠田麻里子が参加することが発表された。