長澤まさみとジバニャン

昨年末に大ヒットを記録した劇場版『妖怪ウォッチ』の第2弾『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』が12月19日に、全国359館434スクリーンで封切られた。同日夕方には、配給の東宝が「興行成績は50億円突破確実、さらには60億円突破も見据えた大ヒットスタートを切った」と発表した。

『妖怪ウォッチ』初日舞台あいさつ/その他の写真

同日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、ゲスト声優を務めた長澤まさみ、堀ちえみ、博多華丸・大吉、ジバニャンを演じる声優の小桜エツコ、『妖怪ウォッチ』生みの親である日野晃博(レベルファイブ代表取締役社長)が初日舞台あいさつを実施。ジバニャンの着ぐるみが「冬の映画館を爆買いだニャン!スター・ニャンちゃらには負けない」と、現在公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に宣戦布告する場面もあり、正月映画シーズンの本格的な幕開けを印象づけた。

興収78億円の大ヒットを記録した前作に続く劇場版は、5つのエピソードで構成され、天野ケータやジバニャンらレギュラー陣に加えて、映画初登場となる未空イナホ、USAピョンも登場し“人間と妖怪の絆”をテーマにした冒険と感動が描かれる。

プロデュースを手掛ける日野氏は「前作が大ヒットしたので、プレッシャーが大きかった」と明かし、「今回はテレビを見ている人が楽しめるように、各話がそれぞれテレビの続きになっている。最後にはエンマ大王が登場し、大きな流れを作れた」と5話構成に挑んだ理由を説明した。

本編上映後に流れる映画第3弾(タイトル未定、2016年冬公開)の予告編では、実写撮影された商店街をCGのジバニャンが歩くシーンがあり、日野氏は「まだ、詳しいことは決まっていないが、(本編の一部が)実写になるかも」と次回作の構想を語った。

『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』
公開中

取材・文・写真:内田 涼