“何度、叱っても片付けない”のはきっと親の注意が左耳から右耳へ抜けている状態、“馬の耳に念仏状態”なのではないでしょうか。では、どうしたらわが子が“片付け上手”になるのでしょうか?

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がどうしたら片付ける子に育つかについてお話ししたいと思います。

片付けする子になるには「モデルルームにしない」

子どもが普段目にしている環境って大事です。だから、家が綺麗に整理整頓されていることは“綺麗な状態を見慣れている”点から子どもにはとてもよいことです。モデルルームのような家は一見、よさそうです。

でも、思わぬ落とし穴があります。

綺麗好きのママは汚い状態を我慢できません。だから常に独楽鼠のように動き、ついつい片付け、掃除何でもすべて自分でやってしまいます。

更に子どもの幼稚園バックの整理整頓も親が手を出してしまいます。すると子どもは“親にやってもらうのが当たり前”なってしまい、ママがいない幼稚園や学校で、自分の持ち物管理ができなくなってしまいます。

小学生になっても明日の準備物のランドセルの準備を親がしている家庭があります。登校後「筆箱がない! ハンカチがない!」と子どもが大騒ぎします。担任の先生が「忘れ物をしてはいけません」と注意すると「だって、ママが入れてくれなかったんだもん」と親に責任転嫁するおかしな言い訳をしたりします。自分の勉強道具なのにずっと親に準備してもらっている過保護な家庭で育った子です。

更に参観日に来るママは小奇麗で家もホテルみたいなのに、子どもの机の中からはカビたパンや髪の毛がからまった輪ゴム、干からびた粘土類がどっさり出てくる子どももいます。「先生が○○のプリントを机上に出してください」と指示しても、不要な物がどっさりと一緒に出てくるので、勉強の取り組みに時間がかかってしまっています。

これはやり過ぎている親が原因なのです。子ども自身がやるべきことを親がやってしまっていては自ら動くようには決してなりません。「私がこんなに整理整頓好きなのに、どうして私のお腹から出てきた子どもなのに親に似ないでだらしがないんでしょう」と嘆いている人、「パパがだらしがないからだわ」と夫に責任転嫁している人、それは違いますよ。その原因はあなた自身の行動だったりしますよ。