――作品はコンビニバイトのお話ですが、浦井さんはバイトの経験はありますか?

浦井:たくさんあるんです。

高校生の時からいろいろなことをやってみようと思って、本屋、スーパー、コンビニ、服屋、カードの勧誘などいろいろやりました。全部短い間でしたけど。

――特に印象に残っているバイトは?

浦井:本屋が面白かったですね。

お客様が注文した本が入荷すると電話で連絡をするんです。それである時、電話をかけて最後に「失礼します」と言って切るところを、疲れていたのか「失礼しちゃいま~す!」と言ってしまったことがありました(笑)。

――コンビニバイトはどうでしたか?

浦井:今回、役にたちましたね。

レジ打ちや、袋をどうやってスタンバイしておくと早いかとか。リアルにやれたというのがよかったです。

撮影では、何もないところからコンビニセットを造って、商品も全部陳列して、おでんや肉まん、串かつとかもある、ほんとのコンビニみたいだったんです。

最終日にはコンビニセットにある商品全部、持って帰っていいよ!大会がありました。

――今回、印象に残ったのはどんなシーンですか?

浦井:全部です! 本当にスタッフ・キャストの仲が良くて笑顔が溢れている現場だったので、その空気感も観てもらいたいですし、適材適所、そのキャラクターにドンピシャっていうキャストだと思うので、そういうところもみていただけたらな、と思います。

自分のお気に入りはたくさんあるのですが、一番爆笑して辛かったのが、第1話の店長の登場シーン。佐藤二朗さんしかできない演技だと思います。

あと、第1話での僕の長台詞(好みの女性のタイプを語る場面)で、5回くらい連続でやったんですけど、すべてノーミスで、終わった瞬間に拍手をいただきました。

僕は、一字一句ミスらないようにと、そこに命をかけていたので、終わった瞬間、福田監督が「すばらしい!」って言ってくださって。

でも、その後に「何の内容もないセリフだね」と間宮くんに言われ、それに対して福田監督は「そうだろ!」っておっしゃってました(笑)。

――浦井さんはこれまでも福田監督作品に出演されていますが、浦井さんにとっての福田監督作品とは?

浦井:僕は『勇者ヨシヒコ』という作品が本当に好きで大ファンだったんです。

そのあと、『新解釈・日本史』、『アオイホノオ』、ミュージカル『タイトル・オブ・ショウ』でご一緒させていただいて、今回で4本目になります。

福田監督の想いがたくさん詰まっている“福田作品”は、自分の中でもかけがえのない、宝物のようなものかなと思います。

――ありがとうございました!

キャスト全員、きちんと台本が頭に入っていたため、予定より6時間も早く撮影が終わったこともあったというドラマ『ニーチェ先生』の収録現場。

みんなが真剣に向き合い、本当に楽しみながら作り上げられた雰囲気が画面を通して伝わってくるかも!? 福田監督らしいクソみたいなセリフの数々も気になります!

ドラマ『ニーチェ先生』

Hulu 1月14日(木)独占先行配信スタート
YTV  1月20日(水)深夜1時29分スタート
NTV  1月23日(土)深夜2時55分スタート