夫婦初共演をした真矢ミキ(左)と西島数博

 22日午後9時にオンエアされる、江戸川乱歩作のドラマ「黒蜥蜴(くろとかげ)」に、女怪盗黒蜥蜴役で主演する真矢ミキが、日本でも指折りのバレエダンサーで、夫でもある西島数博と、2008年の結婚後、初めて夫婦共演を果たしたことが分かった。

 事件が起こるのはクリスマス。世界を股に掛ける女怪盗・黒蜥蜴(真矢)と希代の天才探偵・明智小五郎(渡部篤郎)が、120億円の宝石をめぐって激しい頭脳戦を繰り広げる。

 22日は二人の結婚記念日でもあるという。二人が共演するのは、ドラマの世界観を表す上でとても重要な意味を持つシーン。

 夫婦初共演を終えての感想を問われた西島は「(共演は)舞台で知り合った、02年以来です。あれからプライベートで二人でいる時間も増えましたし、それぞれの経験値も変わりますから、初めて会った時の共演と比べると、やっぱり二人のフィーリングみたいなものを感じ取りやすくなっている気はします」とし、「今日は不思議な妖艶な空間だったので、今の二人にはとても合っていたのではないかと思います。楽しめました」と語り、ほほ笑んだ。

 一方、真矢も今回の共演について「役に入り切っていたので大丈夫でした。彼も大丈夫でしたね。結婚してから、舞台でもテレビでも1回も共演がないんです。出会った舞台のみで、ここまできましたので…」と感慨深げ。

 また西島のコメントを伝えられた真矢は「結婚して10年近くになりましたが、ウチの夫婦は今日みたいに共演しなくても、お互いのものを客観視して、プロとしてどういう位置に立っているかというのを一番に思っているかもしれません」といい、「家にいる時とは全く形が違いました。1秒でスイッチを切り替えられたといいますか。共演が決まってからも、こうしようああしようとか何もなかったんです。本当に自然でした」と振り返った。

 今後の共演についても「自然な形であれば。今回も彼は、江戸川乱歩さんの芸術性の高い作品ということでやってみたいということでしたので…。私が黒蜥蜴じゃなくても出ていたと思います。短い時間でしたがとても楽しかったです」と前向きだった。

 ドラマは関西テレビ・フジテレビ系で22日午後9時から放送。

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