肌を刺すような寒風が吹きすさぶこの季節、コンビニ各店舗には温かい食品や飲み物がとても充実しています。レジ横に並ぶおでんや各種ホットスナックはもちろん魅力的ですが、長年愛され続けている冬の定番商品といえば、肉まんも外せません。

一見するとどれも同じように見える肉まんですが、生地の食感も、中身の餡のバランスも微妙に違うはず……。そこで今回は、試食モニター6名とともに、都内のローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップを巡り、各コンビニの肉まんをその場で食べ比べてみました。

フォトギャラリー【写真】ホカホカうまうま! 肉まんギャラリー(12枚)
  • ローソン「極上肉まん」。税込み170円。337kcal。
  • ローソン「極上肉まん」。税込み170円。337kcal。
  • ローソン「肉まん」。税込み120円。220kcal。餡には豚肉の肩ロースと腕肉を使用。
  • ローソン「肉まん」。税込み120円。220kcal。餡には豚肉の肩ロースと腕肉を使用。
  • ファミリーマート「ファミマプレミアム肉まん」。税込み税込み180円。277kcal。

判定基準は、「生地のフワフワ感」「餡のボリューム」「餡と生地のバランス」「肉汁」の4項目(それぞれ5段階評価で採点)。しかし、これはあくまで読者のみなさんに各商品の「差」をお伝えするための指標でしかありません。

みなさんご存じの通り、肉まんは何とも奥が深い食べ物であります。一概に、「生地がフワフワだからおいしい」というものではありませんし、ましてや「肉汁が多いからいい」というものでもありませんよね。そんなわけで、今回の試食も完全にモニター6名の好みと偏見によるものだという前提でお楽しみいただければと思います。

前置きが長くなりましたが、それでは早速、ローソンの肉まんから実食スタートです!

生地のモチモチ感は唯一無二! ローソン「極上肉まん」と「肉まん」

まず初めに試食したのは、ローソンの「極上肉まん」。最近のコンビニは、通常の肉まんだけでなく、ワンランク上の素材を使った高級志向の肉まんも用意している店舗が多く、ローソンもその戦略を取っているようですね。

ローソン「極上肉まん」。税込み170円。337kcal。
ローソン「極上肉まん」。税込み170円。337kcal。

「極上肉まん」の餡に使われている豚肉は、赤身と脂のバランスを考慮して3つの部位がブレンドされているのだとか。生地も特徴的で、今回試食した肉まんの中では、最もモチモチとしていました。

さて、試食モニターの反応はどうでしょうか?
 

《試食モニターの感想》

「スパイスが効いていて味が独特。スタンダードな肉まんを求める人には好き嫌いが分かれるかな?」

「生地がモチモチとしていて好みです!」

「餡はジューシーで肉汁が好きな人にはハマると思う」
 

《評価(モニター6名が付けた5段階評価の平均値)》

皮のフワフワ感:3

餡のボリューム:3

餡と皮の味のバランス:4

肉汁:4
 

試食モニターの感想をまとめると、生地のモチモチ感と餡のスパイシーな味付けに特徴があるため、好き嫌いが分かそうな商品ということがわかります。オーソドックスな肉まんの味に飽きてしまった人には、オススメできそうです。

続いて、ローソンで販売されている通常の「肉まん」も食べ比べてみました。

 

ローソン「肉まん」。税込み120円。220kcal。餡には豚肉の肩ロースと腕肉を使用。
ローソン「肉まん」。税込み120円。220kcal。餡には豚肉の肩ロースと腕肉を使用。

こちらは先ほどの「極上肉まん」よりも50円安く、大きさもやや小ぶりです。モチモチとした食感は、「極上肉まん」と似ていたのですが、生地自体がやや甘く、餡も甘めに味付けされていました。
 

《試食モニターのコメント》

「生地も餡も甘めなので、子どもには喜ばれる味だと思う」

「タケノコがゴロッと入っており、食感が好み!」

「醤油っぽい風味と甘みがしっかりと感じられるので、オーソドックスな肉まんを求める人にはオススメです」
 

《評価(モニター6名が付けた5段階評価の平均値)》

生地のフワフワ感:3

餡のボリューム:3

餡と生地の味のバランス:3

肉汁:2