©蛭子能収

2016年を楽しく過ごすための“蛭子流・開運の秘訣”

――「生きるのが楽になる まいにち蛭子さん」(PARCO出版)の日めくりカレンダーの発売や、蛭子さんの格言に共感するファンも多いですが、2016年をラクに楽しく過ごすための、なにか“開運の秘訣”などありましたら教えていただきたいです。

日頃、考えてるような、しなければならないこと、とかを一度やめてしまえば楽になります。例えば年賀状をたくさん貰っていて返しの年賀状を書かねばなりませんが、面倒臭くて「書けない」と心に思っているならばやめてしまうことです。いろんな人に不義理をすることになりますが、すごく楽になります。

とは言え、なかなかできないでしょう。私もこれはできないで、1月いっぱい使って返しの年賀状を書いています。

開運の秘訣なんてものがあるのか分かりませんが、やはり基本的な生活を営むことだと思います。真面目に働き、きちんと給料を貰い、その給料で1ヶ月やりくりできるよう計算します。1日に使えるお金を算出して、それを守る。地道な行動がきっと開運の元になるのかも知れないと私は思っています。

何か悪さをして一気に運気を落とさないよう正しい行動をするべきです。

独特な画風はどのようにして描かれているのか?

©蛭子能収

――展覧会の見どころや蛭子さんのオススメ作品を教えてください

過去に出した絵が殆どですが、この展覧会の為に描いた絵が4枚あります。ウチの事務所は渋谷パルコのすぐそばにあり、画材店も10歩位の所にある便利な所です。絵の具を買ってきて事務所の一角で毎日(一週間位)B全の板に紙を貼り色を着けていきました。事務所には5人位いますが、誰にも手伝ってもらうことなく一人で黙々と色を塗っていきました。孤独な作業です。

作品自体、目新しいところはなく、いつも通りの私の絵です。色はなるべくハデで皆が見てハッとする色を選んだつもりです。おとなしく地味な絵は苦手なので、色は混ぜずに原色をなるべく使って仕上げました。ただ色にどうしてもムラが出て、塗り心地はよくありません。スクリーン印刷みたいにムラのない色付けにしたいのですが実際に筆で色をつけるとどうしてもムラが残るのです。

デッサン力がなくギャグ漫画のような絵になってますが、それも一枚の作品として見て頂けたら嬉しいです。

 

「面倒なことはやらなくていい!」「年賀状なんてやめちまえ!」と堂々と発言する蛭子さんは、やっぱりスゴい! 普段なかなか言えないことを代弁してくれるというのが、多くの人の共感を得ているのかもしれません。そしてその精神は、どこかダークでシュールな作風にもあらわれています。

そんな、独自のスタイルを貫く“えびすワールド”全開の展覧会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか? ちなみに、1月3日は蛭子さんの似顔絵サイン会も実施。ひょっとしたら開運しちゃうかも?

【イベント名】新春 えびすリアリズム~蛭子さんの展覧会~
【会期】2016年1月1日(元日・金)~1月18日(月) 10:00-21:00
※最終日は18:00閉場。※入場受付は閉場の30分前まで。
※年末年始の営業時間は渋谷パルコに準じます。
【会場】パルコミュージアム(渋谷パルコPART1・3F)
東京都渋谷区宇田川町15-1
【入場料】一般500円 学生400円 小学生以下無料
【主催】パルコ 協力:ファザーズコーポレーション
【企画】テクノプロ
【企画制作】パルコ
【アートディレクション】いすたえこ(NNNNY)
問)パルコミュージアム tel_03-3477-5873
※イベントの詳細は「パルコミュージアム」公式HPを参照ください。

■蛭子さん似顔絵サイン会
【日時】2016年1月3日(日)13:00~
【参加方法】当日、会場内で対象書籍をご購入いただいた先着100名様に参加整理券をお渡しします。

「これ、超ヤバっ!!」思わず叫ぶほど行きたくなる、すごい、見たことないイベント/ライブ。"ヤバい"は正義。ヤバければ、ジャンル、規模、無料/有料、販売経路、関係なくご紹介します。

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