V6が24~25日、東京都内のニッポン放送で第41回「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の収録に臨んだ。

 1975年から放送がスタートした同番組は、目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティーキャンペーンで、毎年12月24日~25日に生放送される。

 41回目を迎えた今年は、V6がメーンパーソナリティーを担当。前日正午からスタートし、25日、24時間という長丁場のゴールを迎えた。

 フィナーレでは、筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒25人と共に「WAになっておどろう」を元気いっぱいに合唱し、会場を感動の渦に包んだ。

 その後の“完走会見”で、リーダーの坂本昌行は「不思議と元気。この気持ちは多分ゲストの方やリスナーの皆さんからたくさんの励ましのメッセージを頂いたから」とし、「疲れているけど、それ以上に心が満たされて満足している」と笑顔を見せた。

 三宅健は「なんだかすがすがしい気持ち。これだけ長く続く、歴史ある番組に参加させていただいて、リスナーの皆さんと一緒にすてきな社会貢献ができたことを誇りに思う」とコメントした。

 長野博は「皆さんに支えられて無事、完走できた。24時間終えたけど、余韻が残っていて“まだいけるな”という気持ち。本当に一人一人の力って大きいなと実感した。本当にたくさんの愛をありがとうございました」と感謝した。

 井ノ原快彦は「皆さんお疲れさまです。スタッフの皆さんに支えられてやり抜くことができた。ミュージックソンの歴代のパーソナリティーに『V6』という名前を残せたことももちろんうれしいけど、今回出会えたスタッフの方との絆がまた僕らの一つの財産になったと思う」としみじみ語った。

 森田剛は「坂本くんと(三宅)健が出ずっぱりで頑張ってくれて、頼もしいなと思ったし、僕個人としては(取材で)外に出て直接人々と触れ合えたことが貴重な経験になった」と振り返った。

 岡田准一は「24時間、本当に愛のある時間を過ごさせてもらった。ことし20周年を迎えた僕らにとても“温かい時間”を与えてくださったこと、感謝しております」と感想を語った。

 また、今回新たに知った“メンバーの素顔”について聞かれた井ノ原は、ラジオ内で「詩の朗読」を行った坂本に言及。「いつもはこう見えても心配症で“かんじゃうかも”ってすごく練習をするタイプ。でも、今回後ろからその背中をずっと見ていたら、なんかカッコ良くて…。この20年で“初めてリーダーっぽいところを見たな”と思った」と笑いを誘いつつ「すごく立派に最後までやり遂げていた。思いもこもっていて(胸に)グッときた」と絶賛。「いい声しているよね」と三宅もうなずいた。

 さらに井ノ原は、今回、岡村隆史(ナインティナイン)と対談を行った岡田についてもコメント。「僕ら、岡田を送り出す時に『手土産持ってけ』みたいな感じでギャグをいっぱい詰め込んだ。(岡田は)『絶対やらねー』とか言っていたけど、(生放送を)聞いてたら間髪入れず(ネタを)やってくれていた」と驚いた様子。実際に、物まねなどを連発した岡田は「メンバーとの約束でしたから」と語った。