主演女優賞を受賞した綾瀬はるか
「第28回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」表彰式が28日、東京都内で行われ、映画『海街diary』で姉妹役を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すずほかが出席した。
『海街diary』は吉田秋生氏のベストセラーコミックを映画化した作品。鎌倉で暮らす三姉妹と15年前に家を出ていった父親の死をきっかけに引き取られた異母妹の四女が、それぞれ複雑な思いを胸に本当の家族になっていくまでの1年間を描く。綾瀬が長女役で主演女優賞、長澤が次女役で助演女優賞、広瀬が四女役で新人賞をそれぞれ受賞した。
しっかり者で妹たちにも厳しい長女という役柄が評価された綾瀬は「(是枝裕和)監督をはじめ、スタッフの皆さんが喜んでくれるのが何よりの幸せです」と喜びを語り、「最初に脚本を読んだ時は自分とは掛け離れた役だと思いました。撮影が進むにつれ、私自身にもこういうところがあったなと気付かされ、新たな発見、スタートになる作品になりました」と振り返った。
次女役では、明るさや女性の色気を求められたという長澤は「同世代の女優さんと一緒にお芝居をする機会がなかなかなく、現場で刺激を受けて学ぶことや思うことがありました」と語った。共演したリリー・フランキーからは「何より今日の衣装が素晴らしい。来年は下半身もシースルーでいきましょう」と祝福され、笑みをこぼした。
広瀬は「女優さんとしても女性としても尊敬するお姉ちゃんたちと今日、この同じ舞台に立てたことが本当に幸せです」と演じた末っ子同様の愛らしさを振りまいた。さらに「この役を演じられたこと、たくさんの出会いがあったことがすごく自分の財産になります。この賞に恥じないよう、お姉ちゃんたちの背中を見ながら頑張りたいです」と語った。
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