書初めで「出不精」としたためた菅田将暉

 映画『ピンクとグレー』の舞台あいさつ付き先行上映会が4日、東京都内で行われ、出演者の中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、菅田将暉と行定勲監督が出席した。

 中島と菅田は、年明けにふさわしくグレーの着物にピンクのひもをあしらった紋付きはかま姿で登場した。中島は「新年明けましておめでとうございます。年明けが『ピンクとグレー』の仕事でうれしいです。一瞬一瞬をかみしめて、もっと『ピンクとグレー』色に染まりたいです」とあいさつした。

 正月は初詣に行ったという中島が「いろいろお願いしましたが、映画のヒット祈願もしましたよ」と語ると、地元の大阪に帰った菅田は「おみくじを引いたら小吉でしたけど…」と明かした。中島が「僕は末吉だった。伸びしろがあるってことですね」と前向きに語ると、菅田は「まさかの下がいた!」と無邪気に喜んだ。

 9日に公開を控え、中島は「約1年前に撮影をしたのですが、あっという間に時間が経って、ここまで来るのは早かったです。早く多くの方に見てもらいたいです」とはやる思いを語った。この日の舞台あいさつを皮切りに11日までの8日間で全国12カ所を回る舞台あいさつツアーが始まる。「とにかく健康第一で乗り切りたいと思います。おいしいものを食べてきっちり頑張ります!」と力強く語った。

 また、この日は「2016年、自分の“世界を変える”書初め」をテーマに中島と菅田が書初めを披露した。「休日を有意義に」と書いた中島は、書道4段の行定監督から「小学生が初めて書いたやつみたいでバランスが悪い。20点ぐらいかな」、「出不精」と書いた菅田は「菅田らしい、自己顕示欲がある。名前が(読めないから)駄目。40点ぐらい」とそれぞれ厳しい評価を受けた。

 観客から笑いが起こる中、書初めを持ったまま写真撮影が行われ、書初めがスタッフによって回収されると中島は「やっと(手を)離れた! もう持っているのが拷問だった!」とほっとした様子でさらに会場の笑いを誘った。

 映画は1月9日から全国ロードショー。