痛い? 痛くない?

初めてブラジリアンワックス脱毛をしたときは、やっぱり少し痛みがありました。アンダーヘアをVIOで表すとVラインの恥骨付近が痛く、ワックスを剥がされる瞬間「うお!」と軽く叫んだのと覚えています。

施術者に聞くと、「骨の上」の毛を抜くときが痛みを感じやすいらしく、初回は2〜3度「いたっ!」「うっ!」と軽めに叫びました。ただ、想像していたほどの恐ろしい痛みはまったくなく、絶叫したり泣いたりすることはありませんでした。

痛みを感じるのに個人差はありますが、私の場合はVIOのうち、最も痛みを感じやすかったのはVラインです。IラインとOラインはVラインに比べると痛みは少なめ。Vラインのほうが骨の上に生えている毛を抜くことが多いからでしょう。

ただ、初回は一切何も処理せずに、天然のアンダーヘアのまま行ったため、毛量が多く、毛質も太くごわごわした状態でした。そのぶん、施術の時間が長くかかり、比較的痛みを感じやすい状況だったといえます。

毛が少なく、細くなるほど痛みはなくなる

それから5年。その間、ブラジリアンワックス脱毛に年2〜3回行ったり、アンダーヘアの医療脱毛を6回経験したりと、アンダーヘアのケアを続けてきたので、今ではほとんど毛がありません。

当時とは比べものにならないほど毛が少なく、毛が細くなっているので、脱毛時に痛みはほとんど感じない状態です(毛が多く、太いほど痛みは強くなりやすい)。

それでも3週間ほどすると、IラインやVラインの毛が少しずつ生えてきて、1〜2カ月経つと、徐々に気になるようになります。

2〜3カ月に1回ほどの頻度で行くと、しばらくご無沙汰だったせいか、その日初めてワックスを剥がされる瞬間だけ、「あっ、痛い。そういえばこういう痛みだったな」と冷静に思い出す程度です。

つるんとした肌と対面して、うれしくなる

今でも覚えている感覚があります。初めてアンダーヘアをブラジリアンワックス脱毛したときのこと。施術が終わると鏡を渡され、仕上がりを確認するように言われます。当時の感動を自分の手元に書き残していたので、ここに抜粋します。

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いよいよ自分の恥丘と対面する。下の毛が生え始めたのはおそらく10〜12歳頃。私は現在28歳なわけで……16〜18年ぶりの再会だってさ、ああ久しぶりね! 興奮しながら恥丘を覗き込むと毛がすべてなくなり、マネキンのような外観になっていた。おそるおそる触ってみると、自分のものとは思えないくらいつるんとした肌。
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帰り道「股間が涼しい!」と感じ、足取りがふわふわと軽くなったことも記憶にあります。アンダーヘアにボリュームがあった私にとって、それがすべてなくなった状態はとてもかろやかで、気持ちよかったのを覚えています。

ナプキンを着けなくてはならず、どうしても蒸れやすくなる生理中も、蒸れ具合が軽減されるような気がします。生理以外のときでも、女性器周りはどうしても蒸れやすくなる部位ですが、毛がほとんどないおかげで、モヤーッとした感覚がありません。

メリットは感覚面だけではありません。毛を処理しているおかげで、レースでできたショーツや面積が少ないショーツを躊躇なく穿けるなど、ランジェリーを楽しむことも叶います。

アンダーヘアのブラジリアンワックス脱毛は、個人的には「やってよかった!」と思うことのひとつです。サロンにもよりますが、1回の施術は5000円〜で、1時間程度(私のように毛が限りなく少なくなると30分もかからず終わることも)。

はじめのうちは月1回くらいのペースで通うと、毛量が減って、毛質がやわらかく変わっていきます。気になる方はぜひ自分の体で体験してみてほしいです。

※記事内容はライターの主観につき、効果効能を保障するものではありません。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。