“態度が悪いからと叱る”のはダメ!

読み聞かせを始めると次々にページをめくろうとしてストーリーが途中で切れてしまうことってありますよね。
子どもに妨害されまいと絵本を天井近くまで高く持ち上げて読み聞かせている人もいます。

でも、次々めくるのは0歳~3歳くらい。4、5歳になれば収まる行為です。

まだ人生経験が短い低年齢児は物語の起承転結、ストーリーにさほど興味がないんです。

それよりも、ただお気に入りのページを見たいだけなのです。それが文章の言い回しだったり特定の絵だったりします。
子どもの興味の在りかに応じた対応をしましょう。

次々とめくったり、決まったページを指さして読んでほしいとせがんできた時は「途中で話が途切れちゃうじゃない!」と叱らないで、子どもが望むページを読んであげましょう。話がつながらなくてもいいんです。

0~3歳の時代の読み聞かせは内容を理解させるのが目的ではありません。
まず本自体に興味を持たせましょう。

絵本はすべて図書館からの借り物”にしない!

絵本って大人用の書籍より高いですよね。1000円以上はします。おまけに読むのは乳幼児期の一時だけ。
だったら、経済的なことも考えて図書館の借り物だけで済ませたくなります。

しかし、これはあまり良い方法とは言えません。

・図書館は興味があるものを探す場と考えよう

本屋さんに行って「これ喜ぶかも…」と大枚はたいて買って来ても、さっぱり興味なしだったり、子ども自身が選んでも表紙の雰囲気だけで欲しがり、買ってもらったことだけで満足してしまい家では見向きもしないことがあります。 

そんな時は図書館は無料ですから便利です。図書館は興味の在りかを探す場にしましょう。 

・興味を持った本は本屋で買おう

さて、何冊か借りてきました。興味を持ち延長の貸し出しに再度、図書館に行くようだったら本屋やアマゾンで奮発して買いましょう。
お気に入りの本が永遠に自分の物とはならず返却しなくてはならないなんて悲しいです。

まとめ

家事と育児に追われる親にとって「毎日読む」って凄く大変なことです。

歯磨きしないと虫歯になる、風呂に入れないと不潔になる、食事を与えないと栄養失調になるのと同じで、大変だと思う人は「絵本の読み聞かせをしないと脳の栄養にならない」と思いましょう。

よほどストイックな人でない限り、人は楽に流れる怠け者になる傾向があります。「忙しいから時間があった時に読む」としてしまうと、「毎日→3日に一度→週に1度→月に2~3回→ほとんど読み聞かせしない」と坂を転がるようになります。
そして、そのうちやらなくなってしまいます。

忙しくても食事はさせます、歯磨きもさせます。絵本の読み聞かせも毎日のスケジュールに組み込んでしまいましょう。たまやろうとすると「面倒だ」と感じてしまいますが習慣化するとそうでもなくなるから不思議ですよ。