会見より。羽場裕一、仲間由紀、村田雄浩 会見より。羽場裕一、仲間由紀、村田雄浩

仲間由紀恵主演舞台『放浪記』の博多座公演が1月7日に幕を開けた。劇作家・菊田一夫が作家・林芙美子の半生を描き、故・森光子が2017回演じ続けた誰もが知る名作舞台。昨年、芙美子役を仲間が受継ぎ、新生『放浪記』として蘇った話題の作品だ。 博多座での『放浪記』上演は2008年5月以来、約8年ぶり。開幕直前には、博多座公演の成功を祈願しての出演者による鏡割りも行なわれた。

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1961年に初めて上演され、主人公・林芙美子役を当時41歳だった森光子さんが演じた本作。今回演じる仲間はそれより若い年齢ということで「できるだけパワフルに、と思っています」と意気込んだ。他のキャストも一新された事で「全体的に若さとアグレッシブさ、そしてひとりひとりの悩みがストレートに伝わってくる群像劇としての魅力も増している」と新たな『放浪記』の魅力を語った。

昨年10月の東京での開幕から、大阪、名古屋と上演を重ね、いよいよ最終公演地の博多座へ。白坂五郎役を務める羽場裕一は「皆、少しずつ芝居が変化してきていて、自分が観ていても面白い」とコメント。また安岡信雄役を務める村田雄浩は「東京の初日と、博多座の千穐楽では本質は同じながらも全く違う舞台になっているかも」と舞台の進化を感じている様子。そして「仲間由紀恵の『放浪記』を新たに創りたい。座長について行きます!」と口を揃えた。

「博多座公演の時には皆でボーリング大会がしたい」と笑い合うくらいの、チームワークの良さも魅力。1月28日(木)昼の部公演では100回公演を迎える本作。1月31日(日)まで博多座で上演。チケットは発売中。