『シーズンズ 2万年の地球旅行』

『オーシャンズ』のジャック・ペラン監督とジャック・クルーゾ監督が手がける新たなネイチャードキュメンタリー『シーズンズ 2万年の地球旅行』の本編映像が公開になった。強い絆で結ばれたオオカミたちが、森を疾走しながら連携プレーで獲物を追いつめていく場面を捉えた迫力いっぱいのシーンだ。

『シーズンズ 2万年の地球旅行』本編映像

ペラン監督とクルーゾ監督は『WATARIDORI』や『オーシャンズ』など全世界を舞台にした壮大な作品を発表してきたが『シーズンズ…』では氷河期が終わってから現在までの2万年もの時を動物の目線から描き出していく。

本作は観客の心に響くドラマとストーリーを、この地球で暮らす動物たちの“実際の”映像で描いた超大作で、スタッフたちは膨大な時間を調査と準備に投じ、忍耐強く“その瞬間”が訪れるのをカメラをかまえて待ち続けた。彼らは動物が森を駆け抜ける場面を動物と同じ目線で撮影するために、無音電動バギーを開発。さらにオオカミにより近い場所で、彼らの自然な姿を捉えるために、“刷り込み”という手法を採用した。これは、動物が生まれて初めて見た生き物を親だと認識する習性を利用したもので、膨大な準備時間が必要だが、彼らのふだん通りの姿を映像におさめることができたという。

オオカミは絆が強く、群れで行動して獲物を狩り、それを分け合って食べる動物だ。彼らは強い脚、鋭い牙、人間の60倍以上もある嗅覚を駆使して複雑なコミュニケーションを行い、それぞれが“役割”をもって狩りに挑む。あるものは敵を追いつめるために疾走し、あるものは先回りして獲物の行く手を阻む。映像はそんなオオカミたちに極限まで近づいて撮影されたもので、迫力たっぷりのシーンを楽しむことができる。

『シーズンズ 2万年の地球旅行』
1月15日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー

(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances