2ゴール1アシストの活躍を見せた永井謙佑(FC東京) (C)J.LEAGUE

FC東京が懸念された久保ロスを払拭、再び連勝モードに突入した。7月7日、『明治安田生命J1リーグ』第18節でガンバ大阪を3-1で撃破。ガッチリ首位をキープしたのだ。

【チケット情報はこちら】

先制はG大阪だった。アンカー矢島慎也のパスに左SB小川諒也が足を滑らせ、するりと抜け出したMF小野瀬康介がノーマークに。開始5分、ラッキーなチャンスを小野瀬が落ち着いて決めた。

立ち上がりでのミスからの失点という嫌な流れに陥ったが、FC東京は攻勢をかける。雨が強く、所々に水溜りもでき、思うようにフィニッシュに持ち込めない中でも、攻める姿勢を貫いた。

38分、左サイドを突破したナ・サンホのクロスがDF三浦弦太に当たるもゴール前の永井のもとへ。前節・横浜F・マリノスとの首位攻防戦で1得点2アシストをマークした永井が左足をダイレクトに振り抜き、同点とした。すると、2分後、再びナ・サンホがゴール前にアーリークロスを上げると、永井はヘディングをズバリ。60分にはMF高萩洋次郎のスルーパスに抜け出した永井がゴール前のディエゴ・オリヴェイラにマイナスのパスでゴールをお膳立て。その後、G大阪が決定機を作るも、FC東京は堅い守りで最少失点に抑え切った。13位ながらここ6試合は2失点で負けなしと復調してきたG大阪に3点奪っての逆転勝利は価値あるものと言える。

試合後、長谷川健太監督が「謙佑はFWをやったり、サイドをやったり、ひとつのポジションに決め切れなかった。だが、FWで行くと。またFWで日本代表に呼ばれ、自信も得た。FWはゴールを決めないといけないということで、ゴールに向うプレーが出て来た。感覚がストライカーになってきた」と永井のFWとしての覚醒を語れば、本人も「(代表の2得点が)自信になっているし、そこからいいリズムでプレーができている。自信がつくことで、できるプレーも増えてきている」と同意した。

もちろん、指揮官は勝ってよしでは終わらない。「贅沢な話を言えば、ここ2試合逆転したことはいいが、先制点を奪われるのは良くない。次の相手はフロンターレ。簡単に失点していたら、川崎には勝てない」と次節を見据えた。

またこの試合は『ぴあDay』として開催。試合前に七夕をモチーフにした七夕限定オリジナルフットボールシャツを来場者先着2万名にプレゼント。試合前の青赤パークではぴあがオススメするアーティストのミニフェスも行った。ライブ中盤までは霧雨程度だった雨も試合が近付くにつれ本降りになるという悪条件の中、須澤紀信、民謡ガールズ、99RadioService、GRID STARZが熱気を送ったのだった。

次節、多摩川クラシコ・FC東京×川崎Fは7月14日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。