痩せたい方の場合:1食あたり糖質20g以下
(※糖質20gの目安量:ごはん茶碗1/3弱、食パン8枚切り1枚弱)
⇒ストイックな糖質制限で“ケトジェニック体質”にして徐々に体重を減らしていき、体重が落ち着いたら“セミケトジェニック体質”を維持する

体重を維持したい方の場合:1食あたり糖質20~40g
⇒マイルドな糖質制限で“セミケトジェニック体質”にする

太りすぎも、痩せすぎも、健康にはマイナスとなります。
どちらかの方法を選ぶ前に、自分は本当に太っているのか?を正しく知るため、まずは現状を把握してみましょう。

めざすべき適正な体脂肪率は、男性で20%未満女性は30%未満
BMI的には、18~49歳では18.5~25未満、50~69 歳は20~25未満が推奨されていますが、最も病気にかかりにくいのは、BMI 22の状態だそうです。BMIが20以下だと体力が落ち、免疫が下がってしまうため、BMI22~25をめざすとよいとか。

めざすべき、適正体重の計算方法は、「身長〇m×身長〇m×BMI22~25」で算出します。
身長160cmの人なら、1.6×1.6×BMI22~25=56~64kgが適正体重ということになります。

タンパク質はしっかりと、食物繊維とミネラルも必須

糖質を制限すると、筋肉が分解されやすくなり、筋肉量が減りやすくなります。そうなると、また別の健康への悪影響が懸念されるため、必ず毎食、タンパク質をしっかりと摂らなければなりません。

筋肉量を落とさずに体重を減らす、ベストなタンパク質の摂取量は、1日に体重1kgあたり1.2~1.6g
つまり、体重50kgなら「50×1.2~1.6=60~80g」。(※上限は1日に体重1kgあたり2.0g)

肉や魚介類は、手のひらに乗る量が約100g、その20%くらい=20gがタンパク質の量。
1日に60gのタンパク質を摂るとすると、毎食、重量で約100g分の肉や魚介類、大豆類、卵などを食べるべき、という計算になります。