写真左より垣永真之介(サントリー)、矢富勇毅(ヤマハ発動機)、マーク・ハメットヘッドコーチ、エドワード・カーク 写真左より垣永真之介(サントリー)、矢富勇毅(ヤマハ発動機)、マーク・ハメットヘッドコーチ、エドワード・カーク

帝京大が前人未到の『大学選手権』7連覇を達成し、トップリーグ優勝戦線も『LIXIL CUP 2016』準決勝を控え、いよいよラグビーシーズンが佳境に入った。だが、今季は春夏シーズンもラグビーファンの楽しみは続く。そう、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズが、世界最高峰のラグビーリーグ『スーパーラグビー』に参戦するのだ。

スーパーラグビー チケット情報

サンウルブズに所属する選手たちは「勝負事なので負けていいゲームはない。決勝トーナメントを目指したい」(山田章仁)、「目標は決勝トーナメント進出」(垣永真之介)、「まず開幕戦で勝ちたい」(矢富勇毅)と抱負を口にしたが、現役時代にオールブラックスの一員として活躍したマーク・ハメットヘッドコーチは、大風呂敷を広げない。ハメットHCは「1年目は大きな枠として礎を作ること。まず最初にチームを知る、選手を知ることが先決」と冷静に語った。

経験がある。ハメットはプレイヤーとして4度、アシスタントコーチとして3度、クルセイダーズで『スーパーラグビー』制覇を達成したが、1年目は最下位に甘んじた。ハメットHCは振り返る。

「我々クルセイダーズは最下位で苦しんでいる1年目に荒削りながらチームの土台を作り、最終的には『スーパーラグビー』で最も強いチームになることができた。サンウルブズにとって2016年は、我々が自信を持ち、『スーパーラグビー』の長い歴史の中で育む、チームとしての土台を作る年にしたい」

さらに、こうも言った。

「チームには自分たちがやろうとしているスタイルを信じることができる礎がなければいけない。新しいチームにカルチャーを作り、選手、スタッフがこのチームにいたいと思えるようにしたい」

また、指揮官は目指すスタイルについては次のように語った。

「大事なのは、日本スタイルのラグビーをしていくこと。スピードとともに、セットピースがしっかりしていなければいいラグビーはできないのでスクラム、ラインアウトも強化したい。もちろん、ディフェンスの精度も重要になってくる」

『スーパーラグビー2016』開幕戦ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ×ライオンズは2月27日(土)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。チケットは1月16日(土)昼12時より先行先着「プリセール」受付、1月23日(土)昼12時より一般発売。サンウルブズの初陣となる2月13日(土)・トップリーグオールスター『FOR ALL チャリティーマッチ 2016』トップリーグXV戦・豊田スタジアムのチケットは1月16日(土)午前10時より先行先着「プリセール」受付、1月17日(日)午前10時一般発売。