オーケストラの日祝祭管弦楽団 オーケストラの日祝祭管弦楽団

3月31日は“ミミにイチ番”という語呂合わせから「オーケストラの日」に制定されている。文京シビックホールにて首都圏の全12楽団が一堂に会し、「オーケストラの日2016」を開催。無料のイベントに加え、この日のために選抜されたメンバーで結成され、指揮に川瀬賢太郎、ヴァイオリンにレイ・チェンを迎えたオーケストラによるコンサートも開催される。

「オーケストラの日2016」の公演情報

オーケストラの日は日本オーケストラ連盟により2006年に制定され、全国各地で様々な催しが行われる。2007年より始まり今年で10回目を迎える「オーケストラの日 2016」では、クラシックファンはもちろん、オーケストラになじみのないという方や、子どもたちもその魅力に触れることができるイベントを企画している。

バックステージツアーでは、オーケストラが演奏される舞台裏がどうなっているのかを見学できるほか、小ホールではオーケストラ・メンバーによるミニコンサートも開催。0歳児も入場可能なので、お子さんが小さくてなかなかクラシックコンサートに行けないというお父さん、お母さんも一緒に生の演奏を楽しめる。

また“ゲネプロ”とよばれるオーケストラの本番前の最終リハーサルの様子も公開(※4歳から入場可)。映画や舞台などでオーケストラを扱った作品では、団員同士のトラブルや指揮者への不満などがコミカルに描かれることが多いが、果たして本当のオーケストラ・リハーサルはどのようなものなのか? その目で確認するチャンス! 区民ひろばには、実際に楽器を体験するコーナーもあり、気軽に文字通りオーケストラに触れることができる。

15時開演のオーケストラは、首都圏のプロフェッショナル・オーケストラから選抜されたメンバーによる「オーケストラの日祝祭管弦楽団」が編成される。名古屋フィル、神奈川フィルなどで指揮棒をふるう川瀬賢太郎を迎え、ヴァイオリンには2012年のノーベル賞コンサートで最年少出演のソリストとして注目を浴びた台湾出身のレイ・チェンを招聘。曲目もジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ組曲」、「オリンピック・ファンファーレとテーマ」、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」と初心者にも親しみやすい構成となっており、一般3000円、ジュニア1500円(小学生~高校生 ※未就学児入場不可)という値段設定もあり、お手軽に特別な1日を楽しめそうだ。

チケットは1月15日(金)より発売開始。

文:黒豆直樹