舞台あいさつを行ったNMB48山本彩

 ドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ!』と『尾崎支配人が泣いた夜』の完成披露上映会合同舞台あいさつが15日、東京都内で行われ、NMB48から山本彩、渡辺美優紀、白間美瑠、薮下柊、渋谷凪咲、須藤凜々花、太田夢莉と舩橋淳監督、HKT48から指原莉乃、兒玉遥、田島芽瑠、田中美久、朝長美桜、宮脇咲良、矢吹奈子が出席した。

 この日、地元大阪でも2回の舞台あいさつを行ってきたという山本は、NMB48のアイドルとしてのジレンマや光と影を描いた映画の完成に「自分たちが今までやってきた活動を映画にしてもらって光栄です。家族のような存在として支えてくださった皆さんにお披露目できてうれしい」と喜びを語った。

 一方、渡辺は「昨日の夜、ファンの皆さんがツイッターで『卒業発表とかないよね?』と心配してくれていましたが、それにつなげるのはやめましょう」と笑いを誘い、映画の見どころについて「『ドリアン少年』のPV撮影中、リハーサルで私一人だけなぜかサングラスをしていたところ。もう1回見て探してほしい」とアピールした。

 劇中で涙を見せるシーンもある太田は、その際励ましに来てくれたという山本に対して「歌もダンスもできてこんなに完璧なのになぜ総選挙で6位なんだと怒りが芽生えた」とこぼし、「もし今年も総選挙があるならば、もっと上位に入るべき人物」と断言した。薮下からも「1位になってください!」と激励されるなど会場が応援ムードに染まったものの、山本は「なんなんその空気。言わせているのかなって思われるから」と恐縮した。

 舞台あいさつ終盤にはHKT48がファンにはサプライズ登壇した。本作で初監督を務めた指原は「バラエティ一でも人に見られたくないシーンが面白かったりするので、メンバーにとっては嫌なシーンもそのまま使っています。完成までメンバーには見せていない」としたり顔を浮かべた。

 これに大きくうなずいた宮脇は「ありすぎて、今からでもカットが間に合わないかなというぐらい」と複雑な表情を浮かべた。唯一、両作品を見ているという指原は、同日公開の両作品について「全然違います。ジャンルも涙の意味も違う。どちらも面白いのでぜひ見てください」とファンに呼び掛けた。

 映画は両作品とも1月29日からロードショー。

関連記事