2018年に発表された厚生労働省の調査によると、国内における離婚件数自体は、若干減少の傾向が見られますが、婚姻数自体が減っているので、おおよそ3組に1組の夫婦が離婚していることになります。

周りをみまわしても、離婚はそれほど珍しいことではなくなっている感はありますよね。

ですが、実際に離婚するかしないかとでは、状況はまったく異なってきます。

子どもがまだ小さいと、離婚が子どもに与える影響を考えて踏みとどまる人も多いのではないでしょうか。

それでも結婚生活をやめざるを得ないとき、親ができる最善のことはどういったことなのか、離婚に関する絵本と『Q&A 親の離婚と子どもの気持ち』から、学んでおきましょう。

小さな子どもにとっての離婚

離婚は子どもにとって大きなストレスを与えます。

ことに未就学児には、両親が別れるということは、自分のいる世界が割れるほどの衝撃を与えるであろうことは、想像に難くないと思います。

まだ言葉を覚え始めた小さな子どもでも、両親がケンカをすると、悲しそうにしたり、落ち着きがなくなったり、或いは逆に陽気になってケンカをやめさせようとすることさえあるのです。

絵本から読み解く子どもの気持ち

『恐竜の離婚』

絵本シリーズ「パパとママが別れたとき・・・」3『恐竜の離婚』には、両親の離婚を知らされた子どもが抱くであろう、さまざまな感情について書いてあります。

  • 悲しい。
  • 腹が立つ。
  • 不安になる。
  • どうして良いかわからない。
  • 恥ずかしい。
  • 自分を責める。
  • ほっとする。
  • そして、誰が面倒をみてくれるのか、心配になる。

離婚という事実を受け入れるまでには、わいてくるさまざまな感情を、口に出して聴いてもらったり、泣いたりすることが必要です。そうすることで、状況は変わらずとも、気持ちが少し軽くなっていくのですね。

ですが、子どもがそういった感情を外に出せないときが心配です。年齢が低ければ低いほど、自分の感情を言語化できず、混乱して、普段とは違った行動をとるかもしれません。

パパ どこにいるの?

同絵本シリーズ1の『パパ どこにいるの?』の主人公ジェイニーは、はじめ、パパが出て行ったあと、「自分がパパを怒らせたからパパは出ていったんだ」と思いました。

その後、ママが働きにでるようになり、日中はおばあちゃんを過ごすようになると、「自分が悪い子だとママも帰って来なくなるかもしれない」と考え、ほとんどしゃべらなくなってしまいます。

その後、行き場のない気持ちをペットの犬にぶつけているところをママにみつかって、ジェイニーは泣きだします。怒られると思ったのですが、ママは怒らずにジェイニーを抱きしめてくれます。

ママにとっても、離婚はつらいものだと思いますが、子どもがいる場合は、まず子どものことを考えてあげる必要がありそうです。

親ができること

笑顔でいること

離婚には、別居や引っ越し、転校といった環境の変化に加えて、経済的にも以前よりも厳しくなることも考えられますし、周囲からの余計なお世話な同情など、いいことなどひとつもないようにも思えますが、それでも離婚にもメリットはあります。

両親はもうケンカをする必要がなくなり、それによって親が明るくなります。

子どもにとって、親の悲しい顔をみることは、本当につらいことです。親が笑顔でいてくれる時間が長ければ長いほど、子どもの心の回復にもつながるでしょう。

逆に、親がいつまでもめそめそしていたら、子どもからしてみれば、ではどうして離婚したんだろう、と混乱してしまいます。

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