入社したばかりの頃、厳しすぎる女性上司、俗に言う “お局様”からの指導に「会社行きたくないな~(どんより)」と憂鬱になった経験はないだろうか。右も左も分からず、不安な気持ちでいっぱいの時期にキツ~く当たられるのは、なかなかの恐怖体験だったはずだ。

だが、仕事を覚えてすっかり会社になじんだ頃、「もしかして今、私、お局っぽかった!?」とハッとする瞬間が来るかもしれない。気づいたあなたには、お局化を回避することをオススメしたい。

“恋”の緊急事態だ。

転職することなく、同じ環境で順調にキャリアを積んできた30代以上の女子社員は、自身のお局化に気をつける必要がある。未婚ならなおさらだ。
お局様の存在は当然怖いが、自分が局になってしまうことはさらに恐れなければならない事態である。

周りにお局様と認定されたら、“女”として意識してもらうのが難しくなってしまうではないですか(女だから局なのに、矛盾しているのだが)。

筆者の周りの既婚者は、約8割がお仕事関係で知り合った相手と一緒になった。職場での素敵な出会いを遠ざけてしまうのは、結構もったいないことらしい。

あなたの明日の幸せを願って、ベテラン女子社員の“お局化”を止める方法をあれこれ考えてみたい。

“年上好き”女子こそ、“お局化”の危険?!

近年、かっこいいおじさまに魅力を感じる女性が増えているという。記事『「加齢臭も好き!」おじさんにときめく"枯れ専女子"急増!座談会でわかった年配男子のモテ力』は滅法おもしろい。

イマドキのオフィスには、頼り甲斐のある年配の上司にときめく女子社員が混じっているに違いない。そう思うと実に興味深い。

上司のほうも、自分を慕ってくれる可愛い部下を持つのは嬉しいものじゃないだろうか。そう、可愛い部下を……。

顔や容姿は言うに及ばず、態度やふるまいにも「可愛い」「可愛くない」というのがあるのだが、ベテラン社員になるとそこがだんだん際どくなってくるようだ。

長く勤めると、職場の人間関係に慣れ切ってしまう。上司と顔を合わせても臆せず堂々、スムーズに会話できるようになる。
なら、脈があるのかというとそうでもない。あいにく事切れている場合も多いのだ。

「可愛くないやつ」というレッテルを貼られてしまっては、関係を進展させるのは難しいだろう。
気心が知れても、礼儀正しく。上司には敬意を払って接したいものだ。

上司のメンツをつぶしたら、恋のチャンスもつぶれる。そのくらいに思っていれば、失われかけていた緊張感もよみがえってくるはずだ。ボスの立場を尊重し、意見や助言はしっかり傾聴しよう。