『レヴェナント:蘇えりし者』(C)2016 Twentieth Century Fox

本年度の米アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など最多12部門で候補になっているレオナルド・ディカプリオ主演作『レヴェナント:蘇えりし者』の日本公開日が4月22日(金)に決定し、本編映像の一部が公開になった。

その他の画像/新映像が公開

本作は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と、ディカプリオがタッグを組んだ作品で、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまったグラス(ディカプリオ)が、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いている。

このほど公開になったのは、熊から受けた傷が癒えぬまま、凍てつく荒野を旅する主人公グラスが眠っている場面から始まる。しかし、すぐに彼を狙う一団が現れ、グラスは馬に飛び乗り、その場から逃走する。「今回の撮影では、リズム、タイミング、勢い、沈黙と膨大な量の要求をしたが、レオは力強い存在感で、すべてをこなした」と監督が語る通り、本作は緊迫感、リアルな世界観、生々しい感情が徹底的に追求された。

このほど公開された映像でも、主人公グラスが眠っている段階から急襲に気づき、反撃しながら馬に飛び乗るまでがカメラを止めることなく撮影され、続いてグラスが追ってを倒しながら逃走していく過程がワンカットで描かれている。何かひとつミスをすれば“最初からやり直し”という状況下で、ディカプリオは圧倒的な集中力を発揮。彼の鬼気迫る演技を支えているのは、イニャリトゥ監督、撮影監督のエマニュエル・ルベッキ(『ゼロ・グラビティ』『ニュー・ワールド』)、美術監督のジャック・フィスク(『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ツリー・オブ・ライフ』)ら世界有数の映画人たちだ。本作はすでに高い評価を集めており、ゴールデン・グローブ賞では作品、監督、主演男優の主要部門を受賞。アメリカでは興行成績も好調で、今後、日本でも注目を集めることになりそうだ。

『レヴェナント:蘇えりし者』
4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー

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