人間が気力をなくしていくメカニズムを解説する見栄晴先生

 テレビ朝日系で25日に放送される反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」の3時間スペシャルに、タレントの見栄晴が登場。“無気力のまま、もうすぐ50歳になっちゃう先生”として、「無気力のまま生きて死ぬ時に後悔しないための授業」を展開する。

 15歳のとき、昭和を代表する国民的バラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」(通称『欽どこ』)で、萩本欽一の息子役に抜てきされ、一躍人気者となった見栄晴先生。しかし今年で50歳を迎える見栄晴先生は、「人生で一度も夢や希望を抱いたことがない」と告白。タレントとして腕を磨くこともせず、すべて運まかせに生きてきた“無気力人間”であることを打ち明ける。

 授業冒頭、見栄晴先生は、今回の「しくじり先生」出演をきっかけに「生まれ変わりたい!」と決意表明するが、果たしてその結果は…?

 授業では、どうして先生が気力を失っていったのか、子役時代の出来事から振り返っていく。4歳で児童劇団に入った見栄晴先生は、さまざまな経験から徐々に“無気力度”をアップさせていったことを白状。無気力度MAXになったのは20歳のときだというのだが、いったい何があったというのか。先生は“人間が気力をなくしていくメカニズム”を詳しく解説していく。

 さらには、師匠である萩本欽一が、見栄晴先生に差し伸べてくれた数々の優しさも紹介。「欽どこ」を卒業する際、先生は萩本から大学受験を勧められたというのですが、萩本はなぜ先生に「大学に行け」と言ったのか。今だからわかる、その言葉の真意とは…?

 また、無気力人間として過ごす見栄晴先生に襲いかかった悲劇についても激白。それは総額700万円にものぼる借金地獄。無気力な見栄晴先生がなぜ多額の借金を負い、母親に大迷惑をかけるハメになったのか、その衝撃の理由も懺悔(ざんげ)する。

 そして最後は、未来に希望が持てず、無気力にとらわれている人たちに向けて、自らの人生から導き出した教訓を真摯(しんし)に語りかける。“無気力人間”の自覚がある人、“無気力人間が身近にいる人”には、必見の授業となっている。

 番組にはこのほか松本明子が登場。“自己中で、大問題ばかり起こしちゃった先生”として、「自己中心的な性格で周りに嫌われないための授業」を展開する。

 番組はテレビ朝日系で25日、午後7時から放送。