『ブラック・スキャンダル』

ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチらが共演し、アメリカで実際に起きた汚職事件を描くクライム・サスペンス『ブラック・スキャンダル』が1月30日(土)より公開される。それに先駆けてメイキング映像が解禁になった。

メイキング映像

本作は、1975年に米サウスボストンで起こった汚職事件の裏側を実話をもとに描いた作品で、デップ、エドガートン、カンバーバッチが事件の渦中にいた人物、ギャングのボス、FBI捜査官、大物政治家を演じている。

このほど公開になったメイキング映像は、監督を務めたスコット・クーパーに焦点をあてた内容になっており、デップが「スコットはやり手だ。現場での彼の有能さとビジョンに圧倒された」と話せば、カンバーバッチも「スコットには役者を惹きつける魅力がある。俳優出身だから、役者の気持ちが分かるんだ」と絶賛する。クーパー監督は1970年生まれの46歳。監督業のほか脚本家や、俳優として多数の作品に出演した経歴を持つ人物で、彼が監督した前2作『クレイジー・ハート』『ファーナス/訣別の朝』は賞レースで高く評価された。

エドガートンは監督について「若手の実力派で作品ごとに力をつけている」といい、「ギャングの生き様を美化せずに描く点が監督の特徴」と分析。製作のジョン・レッシャーは、監督は「役者から最高の演技を引き出せる」だけでなく「細部の描写も上手い」と語る。用心棒役のジェシー・プレモンズは、「彼は珍しい撮影手法を取り入れた。カメラワークには驚くよ。各場面が現実のように思える」と、リアリティを追求した撮影に驚愕したことを明かしており、メイキング映像でもその“珍しい撮影手法”が垣間見られるシーンが登場する。

『ブラック・スキャンダル』
1月30日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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