Voice-Trek V-803

オリンパスイメージングは、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズの新機種として、microSDカードに対応し、音楽プレーヤーとしても利用できる「Voice-Trek V-803」を5月中旬に、「Voice-Trek V-802」と「Voice-Trek V-801」を4月27日に発売する。価格はオープン。

「Voice-Trek V-803」「Voice-Trek V-802」「Voice-Trek V-801」は、従来機種よりもマイク径を拡大し、低ノイズ化した新開発の高感度・ローノイズの指向性マイクを、90°に配置して搭載することで臨場感豊かなステレオ録音を実現した。加えて、上位機種と同じ高音質オーディオエンジンを備え、アナログ技術との組み合わせによってクリアに録音できる。

カレンダー機能で、保存した音声ファイルを日付で管理。保存データをカレンダーフォーマットで表示して、録音した日付から目的のファイルをすぐに見つけることができる。直径3.5mmのイヤホンジャックのほか、直径18mmの丸形ダイナミックスピーカーを前面に搭載。スピーカー室の容量も拡大した。

USBコネクタは本体内蔵型で、PCに直接差し込んで簡単にデータ転送や充電ができる。microSDHC/microSDカードスロットを搭載し、PCとの接続時にはUSBメモリとしても機能する。

MP3/WMA形式の音楽ファイル再生に対応、語学学習に便利な「早聞き」や「遅聞き」機能のほか、音声に反応して録音を開始・停止する「音声同期録音」機能や、「音声起動録音(VCVA)」機能を搭載する。

電源は、単4形アルカリ乾電池×1本、またはニッケル水素充電池×1本。PC接続時の対応OSは、Windows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.4.11~10.7。サイズは縦100.2×横40.0×厚さ14.8mmで、重さは57g。

「Voice-Trek V-803」と「Voice-Trek V-802」は、FMチューナーを搭載し、ラジオ番組の再生と録音に対応している。また、MP3/WMA形式に加えて、リニアPCM(44.1kHz/16ビット)での録音・再生が可能。PCとの接続時は、データの転送だけでなく、ニッケル水素充電池使用時には充電もできる。

さらに、「声だけ再生機能(Voice Playback)」で、音声のない部分を飛ばして録音されている部分だけの再生ができるので、会議やインタビューなどの文字起こしを効率的に行うことができる。また、聴きやすい音量に自動調整する「ボイスバランサー」機能を搭載する。「早聞き」は25段階(3.5倍速まで)、「遅聞き」は5段階(0.5倍速まで)での設定に対応している。

「Voice-Trek V-803」は、8GBのメモリを搭載し、マニュアル調整機能や指向性マイクモードを備える。カナル型ステレオイヤホンが付属する。カラーは、ブラック、ゴールドの2色。実勢価格は1万5000円前後の見込み。

「Voice-Trek V-802」は、4GBのメモリを搭載。カラーは、ホワイト、レッド、ブルーの3色。実勢価格は1万3000円前後の見込み。

「Voice-Trek V-801」は、2GBのメモリを搭載。「早聞き」は10段階(2倍速まで)、「遅聞き」は5段階(0.5倍速まで)で設定が可能。カラーは、シルバー、ピンク、ライトブルーの3色。実勢価格は8000円前後の見込み。