両親との同居の問題

嫁姑問題の延長線上にあるのが同居の問題。結婚12年目を迎える43才の男性、会社員のSさんは奥さんが実家に住む前提での結婚となったそうです。

結婚前を「嫁姑問題とは無縁な生活を望んでいました」と振り返るSさん。現在は、女の子と男の子の2人のお子さんに囲まれていますが、「長年積み重なっていたうっぷんが8年目に爆発したみたいで。以来、奥さんとは冷戦状態になりました」と語ってくれました。

その影響は夜の生活にも表れているようで「ここ2年ほどはセックスレスですね」と、本音を赤裸々に話します。

現在、心の支えとなっているのは「子どもたちの存在です」と話してくれたSさん。子はかすがいといいますが、40才の女性、自由業を営むMさんも出産後の変化を語ってくれました。

約1年の交際期間を経て2012年11月に入籍したというMさん。当初は「付き合っているときと同じように楽しく過ごせる」と思っていたそうですが、「旦那が身だしなみを気にしなくなったり、観光地のデートにも連れて行ってくれなくなりました」と変化を話します。

しかし、昨年末頃に出産してからは旦那さんの意識が変わってきたようで「子どもの面倒をよく見てくれるし、何でも無計画だったのに将来設計を真剣に考えてくれるようになりました」と現在の心境を伝えてくれます。

さらに、都内近郊に住むMさんですが、離れた実家近くへの転居も検討中だとか。「旦那さんは会社員なんですけど、将来的な貯蓄もふまえて転職も考えてくれています」と現状を話してくれました。

十人十色というべきか、夫婦の形も人それぞれ。元々は「他人である」ということをふまえれば、価値観や意見が食い違うのは当然かもしれません。ひとつひとつの問題をていねいに話し合い、たがいに家庭を築き上げるのが結婚生活の醍醐味ともいえそうですが、いずれにせよ円満に暮らしていけるよう願いたいものです。

埼玉在住。編集者・ライター・デザイナーなど。制作会社から独立後、フリーランスとして出版物や印刷、Webなどに関わる。守備範囲は、アイドルやアングラ、ガジェットなど。日常すべてが取材をモットーに、寝るとき以外はネタを探すべくつねに目を光らせている。時折、夜の街もフラつく。交通費やチケット代、物販など含めれば、月に数万円使うほどアイドルが好き。30代にして、アイドルを通して“青春”を追いかけている。