世はまさに空前の“猫ブーム”。テレビでは猫を扱った番組が頻繁に放送され、実際の飼育数も今年中には猫が犬を逆転しそうな勢いだという。漫画界でも近年は猫ブームが到来しており、特にウェブコミックは猫作品の宝庫。

今回はそんな“猫がテーマのウェブコミック”から、読者の評価が高く、書籍化もされている5作品をチョイスして紹介したい。

(※ウェブだけでは全話が読めない作品もあります)

勢いナンバーワン!『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!』

おそらく現在、猫好きなウェブユーザーからの注目度が一番高いのが本作『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!』だろう。

鴻池剛氏が自身のサイト上で公開している日記漫画が好評を博し、「第1回 次にくるマンガ大賞 本にして欲しいWebマンガ部門」で第2位を獲得。昨年10月に発売された単行本は20万部を突破した。キーホルダー、カプセルトイ、LINEスタンプなど関連グッズも次々と登場している。

人気の理由はなんと言っても作者の愛猫「ぽんた」のキャラクター性だろう。無表情で顔面のパーツが中央に寄った独特なフォルム(実物はかなりの美猫)から繰り出される、気まぐれアクションの数々。それに翻弄される作者の日常がコミカルで楽しい。

せっかく買った猫用グッズを無視される、美味しいごはんに慣れたら安いカリカリに見向きもしなくなるなど、猫飼いの人なら「あるある!」と言いたくなるエピソードが満載。また、最近は新しく子猫1匹が家族に加わったようで、漫画日記もいっそう賑やかになりそうだ。