映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』の完成披露舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の中島健人(Sexy Zone)、小松菜奈、千葉雄大、高月彩良、岸優太が出席した。

 本作は、『別冊フレンド』(講談社刊)に連載中の同名少女漫画を実写化した恋愛映画。ヒロインの女子高生・由宇(小松)が、ドSな黒崎くん(中島)と、王子キャラの白河くん(千葉)の間で揺れ動く姿を描く。

 本作でラブストーリーに初挑戦した中島は「自分が出ている映画であるにもかかわらず、すごい胸キュンしちゃいました」と笑顔であいさつ。普段は王子キャラで知られるだけに、真逆のキャラクターを演じた心境を「台本をもらった時には不安だった」と吐露しつつ、「一つ一つの事を(黒崎のように)しっかりしようと思って、後輩のジャニーズJr.がちょっとたるんでいたら注意したりしました」と役づくりの様子を振り返った。

 トークの中盤では入浴シーンの撮影秘話も紹介し、会場を盛り上げた。クールなシャワーシーンを演じた中島は「あんなふうに喉元に角度を当てて浴びるのは初めてで、しかもあんなキワキワまでタオル落とさないので…」と慣れない姿にドキドキしたそうで、「(月川翔)監督さんやプロデューサーさんは『(タオルを)もうちょっと下げて』『あ、見えてる』って僕にドSでした」と苦笑いしながら語った。

 千葉も月川監督から「エロく浴びて」と指示されたそうで、「どうしようと思いつつボディーシャンプーのCMみたいにイメージしました。(完成作では)使われていなかったですけど、足とかもやっていました」と手で肌を洗うしぐさを再現しながら振り返った。

 他にも劇中のせりふを生披露するコーナーもあり、ファンは大興奮。中島は「誰の女なのか忘れねーようにしてやるよ」、千葉は「本当の恋愛、教えてあげる」と客席に向かって語り掛け、会場は女性ファンの黄色い歓声に包まれた。