子どもの夢に対して“親が持つ権利”

でも、親は医者になってほしいと思っていたけれども子どもが「カフェを経営してみたい」「ペットショップに勤めたい」と言ったとき反対するのはどうなのでしょう。

期待が大きくそれに見合った能力があった場合、ガックリしてしまうのは当然です。
けれども、子どもの人生です。親が反対する権利はありません。

子どもの人生、自由に職業選択をすることが許されず親にコントロールされる人生は果たして幸せなのでしょうか。

決められたレールを引いて何が何でもそこを通らなくてはならないとするのは一見“子どもの幸せを願っている”ようには見えますが、それは親だけの幸せや希望だったりします。

親が子の未来のためにするべきこと

可能性を伸ばすために色んな力を付けてやりましょう。

・音楽の才能を伸ばすためにピアノやバイオリンを習う

・ダンスや歌を習わせリズム感や音感を育てる

・学力の基礎を付ける

・運動能力を高め、体力をつける

これらの環境を与えることはとてもよいことです。小さいときはどんなことでも吸収していくスポンジのようなものですからどんどん伸びていくこともあります。

けれども、たいていの人は10代後半になり「○○になりたいな」と思っても自分の才能がそこに至っておらず「これは無理、あれも無理」と消去法で進路を選ぶしかしかない訳です。

そこで、学力も知恵もあり音楽の才能もあり、音楽家でも医師でも弁護士でも運動選手でも選び放題好きな職業に就ける能力があるなんて、そこまで育ててくれた親に感謝しなくてはなりません。

でも、将来、子どもがどんな職業に就きたくなるかは未知です。いろんな選択ができるように様々なことを習い事をさせ肥料だけせっせこやっているだけで十分です。でも、何になるかは子どもの自由です。

“ピアニストにしたくて小さい頃から音楽を習わせていた。けれども美容師になりたいと言い出した”“野球選手にしたくてずっと野球をやらせていた。けれどもソムリエになりたいと言い出した”、いいじゃあないですか。

 

もし、将来、親の希望通りにならなくても黙って応援してやるのが愛情だと思うのですが皆さんはどう思いますか。