「2016年エランドール賞」新人賞を受賞した菅田将暉

 「2016年エランドール賞」授賞式が4日、東京都内で行われ、一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる新人賞を受賞した柄本佑、有村架純、菅田将暉、土屋太鳳、玉山鉄二、吉田羊ほかが出席した。

 菅田は、2015年の映画『チョコリエッタ』、『暗殺教室』、『明鳥あけがらす』、『ピースオブケイク』、テレビ「問題のあるレストラン」、「二十歳と一匹」、「翳りゆく夏」、「ちゃんぽん食べたか」、「民王」など多数出演した作品での演技が評価された。

 「去年1年はとくにマネジャーさんと『寝ずに働こう』と寝る間も惜しんでいろいろな作品をしました」と振り返り、「去年の今ごろからこの日のスケジュールを勝手に空けて、いろいろな目標の中の最終目標にエランドール賞を掲げて臨んでいました。今日ここに立てていることがうれしいです。初めてマネジャーさんとハイタッチして興奮しました」と念願の受賞を喜んだ。

 「寝ずに働いた」という昨年1年間を頑張ったご褒美としてほしいものを問われると「なんでももらえるんですか? 僕、今ミシンがほしいんです。結構高いので」と笑わせつつ、「今年はちょっと寝ようかなと思います。人間は寝ないとだめなんだって痛感しました。去年が本当に幸せで充実した1年だったので、それを超えられるよう頑張りたいです」と抱負を語った。

 また、新人賞受賞者の中でもひときわ目立った、ジャケットの中に着込んだ白いライダースシャツのコレクションラインは「今年の目標として、マイペースに自分の色やアイデンティティー、“菅田将暉です”というのを発信して見せる1年にしようと思って、今後ほかに誰も着ることのない服を用意しました」とこだわりを明かした。

 そのほか映画 プロデューサー賞に『ビリギャル』の那須田淳氏、映画 プロデューサー奨励賞に『百円の恋』の佐藤現氏、テレビ プロデューサー賞に「マッサン」の櫻井賢氏、テレビ プロデューサー奨励賞に「釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~」に浅野太氏と齋藤寛之氏がそれぞれ選ばれた。