写真左より、大野均(東芝)、田村優(NEC)、堀江翔太(パナソニック)、山田章仁(パナソニック)、トゥシ・ピシ(サントリー) (c)JSRA 写真左より、大野均(東芝)、田村優(NEC)、堀江翔太(パナソニック)、山田章仁(パナソニック)、トゥシ・ピシ(サントリー) (c)JSRA

2月3日から5日にかけて、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズのメンバーが取材に応じた。準備期間が少ない中、世界最高峰ラグビーリーグ『スーパーラグビー(SR)』へ挑む選手たちが、意気込みを口にした。

スーパーラグビー チケット情報

サンウルブズ参戦の決め手は何か。主将としてパナソニックを『トップリーグ(TL)』3連覇&『日本選手権』優勝に導いた堀江翔太は、次のように語った。「(参戦希望の選手が集まらず)このままでは『SR』参戦が消滅すると聞いた。若い選手たちの将来の可能性は摘みたくなかった。それだけはできない」。

マーク・ハメットヘッドコーチ(HC)との対面を終えた選手たちは、印象を振り返った。

「非常に熱い方。すごい熱い言葉を聞いてびっくりした」(大野均)
「熱い思いを感じられて、いい印象を持った」(三上正貴)
「結構グイグイくる、フィジカル系でイケイケのHC」(木津武士)

挑戦が困難だからこそ、やりがいもある。選手たちはひたすら前を向いた。

「楽しむ余裕なんてない。まず1勝という気持ちで必死にやっていきたい。戦術、アタック、ディフェンスをチーム全員で理解すれば、勝利は近づいてくる」(堀江)
「準備期間が少ないから、その分選手たちが考えていかないといけない」(稲垣啓太)
「どこと対戦するとかよりも、1試合1試合やるのに精一杯だと思う。自分たちのラグビーをできるかどうかだけで、余裕はない」(真壁伸弥)
「勝つために何をしないといけないかと言うと、準備。一人ひとりの意識は本当に大事。『ラグビーW杯』で学んだことを積極的にやっていきたい」(立川理道)

日本代表最多キャップ、『TL』通算最多出場を誇る大野は、HCの印象的な言葉を明かした。

「5年後に我々はチームにいないかもしれない。でも、その時、サンウルブズが優勝を争う試合をビールでも飲みながら、一緒に観戦したいなと言われた。このチームは我々が作ったのだと」

酒豪としても知られる37歳は、この言葉でスイッチが入った。「『SR』では南アフリカのクラブと多く対戦するが、昨年の南ア戦が色あせないような試合がしたい」と決意を新たにした。

2月13日(土)・TLオールスター『FOR ALL チャリティーマッチ 2016』トップリーグXV戦・豊田スタジアム、2月27日(土)『SR』ライオンズ戦・秩父宮ラグビー場のチケットは発売中。3月19日(土)『SR』レベルズ戦・秩父宮ラグビー場のチケットは2月12日(金)午後8時まで先行受付、13日(土)昼12時より一般発売。