携帯・スマートフォンの契約状況で格安スマホは約4%にとどまる

NTTレゾナントは、2月15日、SIMフリースマートフォン(スマホ)などの「格安スマホ」への変更意向を探るユーザーアンケートの調査結果を発表。格安スマホに変更したユーザーは約4%にとどまり、60代のシニア層を中心に変更をためらっている実態が明らかになった。

アンケート調査は、キャリアスマホユーザーと格安スマホユーザーに対して実施。実際に格安スマホに変更しているのは40代の男性が19.7%と最も高いのに対し、60代男性は8.3%、60代女性は3.9%にとどまった。

格安スマホに変更する際のハードルは「格安スマホに変更してお得かわからない」が24.0%と最も多く、続いて「手続き、設定が難しそうだから」「通信速度が不安」「サポートが不安」の順となった。ユーザーは、格安スマホの購入前から不安を抱いているようだ。

なかでも「格安スマホに変更してお得かわからない」で突出している年代は60代男女で、それぞれ15.2%となった。

格安スマホ購入の決め手は約60%が「安さ」で、特に60代男性は料金への関心が高い。NTTレゾナントは、ユーザーに適したスマホ端末や通信プランの提案、手続きやサポート面の不安解消が、格安スマホ普及のカギになるとしている。