過激なドSのコンテンツといえば

ドラマCDや乙女ゲーム界でもドS男子は魅力的ですが、2011年の発売以来、根強い人気を誇っているのが、アニメ第2期も放送され、様々なメディアミックス展開をしている『DIABOLIK LOVERS』(ディアボリック ラヴァーズ)。

“ディアラヴァ”に登場するメインの男性キャラは全員ヴァンパイア。多くのイケメンヴァンパイアがいるのですが、全員がドSという鬼畜仕様!

いじめっ子な俺様系ドS、ダルそうな無気力系ドS、病んでいる系ドS、辛辣執事系ドS、壁や物を壊す衝動が抑えられない暴愛系ドS、言葉攻めをしてくる粘着系ドSなど、ドSだけでこんなにバリエーションがあることに本当に感心させられます。そしてまだまだキャラはいる(笑)。

しかも、ヒロインの血が欲しくてあの手この手で襲ってくるみんなの行動は、文字通り追い回してきて荒々しいことも。「君が興味を持つものはすべて壊してしまいたくなる」「噛み殺すぞ」など、かなり過激。ヒロインの呼び方ですら、「チチナシ」「ビッチちゃん」など、名前ですら呼んでくれません。

それでも、キスをしながら血を求めてくるシチュエーションはまさにエロキュン! 「お前その顔……。他の男の前で見せたら、殺すから……」「痛いか?でもそれと同じくらい いいんだろ……?」「一生離さないよ」など、ドSならではの独占欲の強い甘いセリフを囁いてくれるのです。

また、同じくアイディアファクトリー(オトメイト)の作品『華ヤカ哉、我ガ一族』も「嫌いだから。近くに来ないで」「馬鹿馬鹿ばかばかっ!犬に踏まれてしんじゃえっ!!」など罵倒の嵐なのでドM女子にはピッタリ。

さらに、今は携帯ゲームやスマホアプリでも多彩な乙女ゲームが登場しています。タイプが違う攻略対象のイケメンには、ドS男子はつきもの。イケメンドS男子に罵られ、彼らのデレる姿をみることが日々の楽しみになっている人もいるのでは?

『ねんしょうfor Girls』アプリ画面

そんな乙女ゲーアプリの中でも異端かつオススメなのが『ねんしょうfor Girls』。これは普通の恋愛ゲームではなく、<ダイエットサポートアプリ>。ユーザーは芸能人のたまごとして養成学校に入学するのですが、「よう、デブ」と同級生のイケメンに声をかけられるところから始まるのです……。しかもボイス付きなので破壊力抜群。体型にコンプレックスがある人にはかなりグサッとくる言葉。

『ねんしょうfor Girls』アプリ画面

腹筋をするとポイントが溜まっていきストーリーが開放されるので、そこで初めて甘い言葉がきけたり、また、厳しい言葉で罵られたり……。アメとムチをうまく使って、毒舌系ドSイケメンがビシバシ鍛えてくれます。