メンバーのことはどう思ってる?

Jin-Machine

――「最初ジンマに入る気はなかった」っていうことを皆おっしゃってるじゃないですか。さっきひもりさんの話は結構出ましたけど他のメンバーについてはどう思われますか? まず閣下からいきましょうか。

木村:16さんは……そうですね、第一印象が一番最悪の人でした(笑)。

――もう皆さんそうおっしゃる!

木村:ぶっきらぼうな人じゃないですか。普段のテンションも低い時は本当に低いし。しかも初対面の人に対してもそうだし、なんか「感じ悪いなぁ、コイツは」って思いましたね、最初。

でも関わってみて分かったのは、やっぱりお笑い出の人ということもあって、場を盛り上げようとするところはありますね。なんか笑いをとろうとする、別にこっちはその気もないのにウケを突然狙ってくる(笑)。

――職業病みたいな(笑)。

木村:昨日のMV撮影の時も別に何も求めてないのに……こっちが静かになった途端、ボケに走り始めて(笑) 「おめーらが静かにしてっからよぉ! ボケなきゃいけない気がして」とか言い出して、いや真面目なMVだからそういうの求めてませんから(笑)。

――まぁいいとこではあるんですね。

木村:あっつさんはなんだろなぁ…。メンバーの中ではたぶん一番付き合いが長い人ですね。

――誘われて入ったわけですしね。

木村:まぁマイペースですよね、あの人も(笑)。何だろうなぁ、16さんの場合は笑わせに走ってきてちゃんとウケを取る人なんですけど……あっつさんは天然と言えば天然ですね。ボケを狙ってるわけじゃないけど。

――フワフワしていらっしゃいますもんね。

木村:あとは絵がヘタクソですね。

――(笑)。

木村:それにレコーディングではとんでもない事をして、とんでもない正解を出してくる奇跡の人でもありますね。

――発声の仕方みたいな?

木村:発声もだし、リズムの入れ方取り方っていうか、「えっ、そういう入れ方する?」みたいな(笑)。

僕はそれこそ音楽理論とかも勉強したのもあるから、ある程度のセオリーがあるんですよね。そのセオリーを無視した結果良い感じになる時がありますね。

――水月さんは。

木村:水月さんはもう面白すぎですね。

――どういう方向で面白いんでしょうか?

木村:いや、あの人こそあっつさんを上回る超天然というか……本人は何が面白いのか判らないでやってることが多いんですよ。こっちとしてはめっちゃめちゃ面白いのに(笑)。

前にあったのが、インストアイベントでドラゴンボールのコスプレをした時にベジータの格好をしたんですよ。ベジータの格好自体がそもそも面白いのに、その様子がめちゃめちゃ可笑しかったんです。ベジータが食事しているっていうのが、すっごく面白くて全員爆笑だったんですが、本人だけ何が面白いのか判らなくてキョトンとしてるんですよね。すげーなこの人はって(笑)。

――元々はザ・ヴィジュアル系な人なのに…。

木村:そうなんですよね、生え抜きのヴィジュアル系というか。プレイヤーとしては、基本的には下を支える、それこそ古き良き時代の人のプレイで。たぶん本人もそれは意識してると思うんですよ。基本バンド全体の下を支えるタイプだって。その上で僕やひもりくんが色んなことを水月さんにやって貰っているので大変だなとは思います。