糖質86%カットのショートケーキ(260円/糖質5.0g ※エリスリトール、マルチトールを除く/244kcal)

こちらは、「日本食品標準成分表2015」ショートケーキと比較して糖質を86%カットしたショートケーキ。砂糖の代わりに、エリスリトール、マルチトールなどで甘みを付け、小麦粉の代わりに大豆粉と食物繊維を使用したスポンジを使用しているとのこと。

ゆっくり大事に…と思ったのですが、しっとりしたスポンジ生地とやさしい甘さの生クリームの相性がよく、2口、3口とついパクパク食べてしまいます。スポンジには大豆粉を使用しているとのことですが、大豆っぽい味やクセは特に感じませんでした。

意外だったのは、サンドされている苺ピューレの味。食べる前は苺ジャムのような味を想像していたのですが、生の苺のフレッシュさや酸味、果実感が感じられて、クリーム&スポンジのシンプルなおいしさのアクセントになっていました。

本物の苺が乗ったボリューミーな苺ショートとは別物ですが、糖質カット率を考えれば十分満足なレベル。「ダイエット中だけどどうしてもクリーム系のケーキが食べたい!」というときにはピッタリです。

糖質87%カットのどらやき(160円/糖質5.0g ※エリスリトールを除く /107kcal)

和菓子派にはうれしい、どら焼きの登場です。砂糖の代わりにエリスリトールを使用。生地には大豆粉や食物繊維を使用しているそう。大豆のクセは特に気になりませんが、焼き目が香ばしくほどよくしっとりしていて、素朴な味わいに仕上がっています。

生地に挟まれているのは、粒あんではなくこしあん。白州名水の煮汁を使用しているあんには、水ようかんのような瑞々しさがあって口当たりなめらかです。

シャトレーゼの「北海道十勝産小豆の特盛りどら焼き」のようながっつりくる甘さやボリューム感はありませんが、カロリーが半分以下なので当然でしょう。こしあん派には特におすすめしたいどら焼きです。

糖質88%カットのとろけるショコラ 生チョコ風(530円/糖質一粒あたり0.22g、一箱あたり5.6g/一箱あたり366kcal)

最後にご紹介するのは、砂糖を使用せずに作ったという生チョコレート菓子。スクラロースで甘味をつけ、生クリームと食物繊維をたっぷり使って生チョコ風に仕上げてあります。一箱に、一口大に四角くカットされたショコラが25個入っています。

さっそく一つ口に入れると、最初に、まわりにまぶしてあるココアパウダーのほろ苦さが口に広がります。「ビター系かな?」と思ったら、中のショコラ部分にはそれほど苦みはなく、マイルドで濃厚なチョコ風味が味わえました。

生チョコのようなしっとり感、柔らかさ、口溶けの良さも十分に感じられます。好きな分量だけ少しずつ食べられるのも、ダイエット中の大人にはうれしいポイントですね。

以上、今回は、シャトレーゼの糖質カットスイーツを9種ご紹介しました。

あくまでライター個人の感想ではありますが、糖質50%カットシリーズ3種(シュークリーム、エクレア、いちごクリームロール)、糖質70%カットのアイス、糖質88%カットのショコラは、言われなければ糖質カットスイーツだとはわからないのでは?と思います。

一方、その他の品には、甘さや濃厚さが多少控えめだったり、ボリューム的にライトだったりと、多少の糖質カットスイーツっぽさは感じられました。とはいえ、さすがシャトレーゼ。食感など他の要素で足りない部分を補っているため、「おいしくない」とか「あまりに物足りない」と感じたものは一つもありませんでした。

個人的には、糖質量をカットするために砂糖の代わりに使われているスクラロースやエリスリトール、マルチトールといった低カロリーの甘味料の後味も、ほとんど気にならず。特にアイスとショコラは驚くほどのクオリティだったので、買い置きしておきたいと思っています。

皆さんも、糖質量やカロリーを参考にしながら、気になる品を試してみては?

なお、シャトレーゼの糖質カット商品は、すべて冷凍販売。各商品パッケージに記載の「お召し上がり方」に応じて、冷蔵庫や常温で解凍してからいただきます。スイーツの他に、糖質カットのパンやピザもラインナップ。近くに店舗がない場合は、オンラインショップでも購入できますよ。

※価格はすべて税抜き表記

【取材協力】株式会社シャトレーゼ

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。