(写真左より)フィロ・ティアティアアシスタントコーチ、堀江翔太主将、ワーレン・ホワイトリー主将、ヨハン・アッカルマンヘッドコーチ (写真左より)フィロ・ティアティアアシスタントコーチ、堀江翔太主将、ワーレン・ホワイトリー主将、ヨハン・アッカルマンヘッドコーチ

『スーパーラグビー(SR)2016』開幕前日、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ、ライオンズの共同記者会見が行われた。両軍のヘッドコーチ(HC)、主将が登壇し(サンウルブズはアシスタントコーチ(AC)が出席)、意気込みを語った。

「明日は歴史をつくる一日、特別な日になる。2週間半しか準備期間はなかったが、いい準備ができた」(サンウルブズ フィロ・ティアティアAC)
「歴史的な試合があるということで、今日のキャプテンズラン(前日練習)はやりすぎた部分もある。体格が小さい僕たちは80分間激しく挑戦し続けたい」(堀江翔太主将)
「私を含め、ほとんどの選手が初めて日本を訪れたが、多くの方に歓迎してもらいうれしく思う。明日のゲームは歴史的一戦。その一翼を担えることを光栄に思う。今後のサンウルブズの幸運を祈りたい」(ライオンズ ヨハン・アッカルマンHC)
「日本や日本人についてはいいことしか聞いたことがない。明日も含めて、サンウルブズの健闘を祈りたい」(ワーレン・ホワイトリー主将)

ライオンズのHC、主将はじつにラグビーらしい、友好的なコメントを口にした。また、アッカルマンHCは母親が急逝し、ニュージーランドへ一時帰国中のサンウルブズHCに対し、「ライオンズを代表してハメットHCにお悔やみを言いたい」と弔意を表した。シンガポール経由で合計21時間のフライトを強いられたホワイトリーは「長旅は今までも経験しているし、ラグビーの一部。長い移動は言い訳にならない。毎週末の試合で結果を残すことが我々の仕事」とキッパリ。

相手チームの印象について、両主将は次のように答えた。
「ライオンズは非常にコンタクトに強く、アグレッシブにくる。1対1で止めるのは難しいので、チームとして止めたい。試合中にコミュニケーションを取って対応したい」(堀江)
「サンウルブズがひとつにまとまって向かってくることは理解している。独自のブランドをぶつけてくることを期待している。我々にとっても挑戦になるし、楽しみ」(ホワイトリー)

最後に堀江は一戦必勝を誓った。
「とりあえず1勝。だんだんチームとしてよくなっている。明日の試合しか見ていない。何か月先までは見ていない。毎試合毎試合ベストを尽くすだけ」

ライオンズは昨年南アフリカカンファレンス2位、今季は国内最高峰の『カーリーカップ』を12戦全勝で駆け抜け、4年ぶりの優勝を果たした。サンウルブズは2月27日(土)・秩父宮ラグビー場で南アの強豪を向こうに回し、新たな歴史の扉を開く。『SR』開幕戦のチケットは予定枚数終了。3月19日(土)・レベルズ戦は発売中。4月23日(土)・ジャガーズ戦、5月7日(土)・フォース戦は3月5日(土)昼12時から11日(金)午後8時まで先行先着受付、3月12日(土)昼12時より一般発売。