3月末に発表する予定の「UPQ BIKE」について語るUPQの中澤優子CEO代表取締役

UPQ(アップ・キュー)の中澤優子CEO代表取締役は2月29日、新製品発表会の席でモバイル電動スクーター「UPQ BIKE」を3月末に発表する予定であることを明らかにした。

●8か月前からあたためていた企画

中澤CEOは、2月29日開催の新商品発表会の最後に、サプライズで「UPQ BIKE」の設計段階のスケッチを披露。「電気が通るものはすべて家電製品。バイクだけでなく、家も家電に入る」と語り、UPQの企画や開発ターゲットが既存の家電製品を超えて広範囲にわたることをアピールした。

「UPQ BIKE」は、UPQの会社を設立した2015年7月から温めていた企画で、関係省庁に直接相談しに回るなどして開発に時間がかかったそうだ。

スケッチを見ると、ハンドルと前輪を支える支柱から真横にサドル、斜め後方に後輪が伸びるシンプルな構造であることがわかる。「モバイル電動スクーター」というだけあって、サドルと後輪は折りたためる仕様のようだ。サイズは高さ985mm、長さ1200mmとなっている。

モーターは後輪の車軸に搭載し、バッテリは後輪の支柱に内蔵している。

UPQらしさが垣間見られるのは、USBポートとアクションカムが取り付けられるカメラマウントを搭載している点だろう。

スマホの充電や同社の「Q-camera ACX1」をはじめとするアクションカムで撮った映像が、手軽に楽しめる電動スクーターとなりそうだ。3月末の発表会でのお披露目が楽しみだ。(BCN・細田 立圭志)