上の子が暴力をふるった時、ママが取ってはいけない行動

×1. いきなり大声で怒鳴りつけない

上の子が下の子に暴力をふるっているのを偶然見たとします。
もちろん、暴力をふるうという行為をまずは止める必要がありますね。ただ、いきなり大声で怒鳴ってしまうと、怒鳴られたことに反発したり萎縮してしまって、大切な話が伝わらなくなる可能性があります。

また、もしかしたら、下の子が先に叩いたのかもしれません。
まずは「ストップ!」「やめて!」と、その行為をやめさせましょう。 それから、「どうして叩いたりしたの?」と理由を聞いてみましょう。
上の子の言い分も聞いたうえで、上の子が悪いと判断すれば、その時点で「暴力はよくないこと」「自分より弱い者に手を出すのは卑怯なこと」だとしっかり言い聞かせましょう。

×2. お仕置きや罰として上の子をたたく

叩くという行為を親がしてしまうと、暴力を肯定してしまうことになります。 まずは言葉でしっかり、叩く行為が悪いことだと教えましょう。
お仕置きが必要だと思った場合は、暴力ではなく、一定時間反省させるとか遊ばせないとかの方法を取ってください。

叩くに至った子どもの気持ちを考えてあげずに、上の子ばかり責めると、いつも弟や妹だけが守られていると感じて、やきもちがさらにひどくなって、暴力がエスカレートしたり、兄弟仲が悪くなってしまう可能性もあります。